2009年3月30日月曜日

「感謝の気持ち」

こんばんは

 THREDBO合宿から帰ったあとの練習は、いわゆるadaptationにあたるため、少しのんびり目のworkoutが中心となっていました。

 僕はあまりのんびりすることが出来ず、イロイロと追われている(とは思いたくないが)状況が、現時点でも続いております。ちょっと前まで異国にいたことが、嘘のようですね。

ま、年度の節目なので、当然といえば当然なのですが...。


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 今のMarauderたちは幸せだと思います。

少し前まで...大学から合宿援助金を頂ける前までは(つい最近のことです)、外部施設での合宿・遠征の費用については、ほぼ「自腹」(年間で50~90万円くらいの出費になる)での参加をお願いしていました。

 そういった時代には、選手自身が、合宿に参加するための切なる「願い」をご両親に直談判しており、相当のやりとりを経て、合宿参加が実現する、というステップを踏んでいたため、否が応でも両親に対する「感謝の気持ち」が芽生えていただろうし、もっといえば、当たり前のように「自分が水泳を出来ている」ことのありがたさを実感できたものと考えます。

 また、強くなるためには、自ら進んで合宿に参加するという「強い気持ち」も芽生えていたものと思います。

 一方、そのような時代には、海外合宿にまでマネージャーやトレーナーが帯同してくれるということが少なく、一時期は僕ひとりで高所合宿を引率する、ということも多々ありました。

そのようなとき、当時のMarauderたちは、僕を助けてくれることが少なくありませんでした。

たとえば...

 あるグループが練習のとき、そのときは休みとなっているグループがタイムを計りに来てくれる、データ記録をしてくれる、採血・測定の手伝いをしてくれるなど...自分たちの仲間のため、そして(ちょっとだけ)僕のために、「力」となってくれたわけです。

その上、合宿の最終日や合宿時のある日には、心のこもったプレゼントまで頂いたことがありました。

 まさしく、Marauderたちの「感謝の気持ち」を実感できた大切な時でした。

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 今は、本当にありがたいことに、かなりの援助を受けているため、様々なバックアップ体制をMarauderに対して設定することが可能になっています。

それらを全て把握している立場からみれば、今のMarauderに対しては、「幸せだな~」だという感想が自然と出てくるわけです。

 一時期に比して、明らかに、労せず合宿に参加することが出来、トレーニングに集中できている今のMarauderたちも、「感謝の気持ち」を持っていることは、合宿時のスピーチからうかがい知ることができました。

 そういった大切な想いは、自分に余裕のあるときには抱きやすいものですが、切羽詰まったときや劣勢の時にこそ、思い出して欲しいと願っています。

 その気持ち・想いを真に持ち続ける者は、おそらく、逆境や劣勢をはねのけ、自らのpotentialを引き出すことの出来る、「強い力」を勝ち取ることが可能となるハズですから...。

さて...

 これから、自分のからだや気持ちに対して、ちょっとだけ敏感になる日々が続きますね。そして、「浮き沈み」がいつもより激しく感じるようになるかもしれません。

そんなときこそ....ですね。

頑張っていきましょう!


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いや、やはり日本の食事は良いですね!

今日は、相模原の「支那そばや」に行ってきました。

TVで一時期有名になった(ガチンコ・ラーメン道)、「支那そばや」の暖簾分けが、ラーメン激戦区・相模原にもあります。

僕は、本家の味は知らないのですが、繊細な醤油ラーメンを食べたくなったら、来ることにしています。

醤油ラーメンには九条ネギを、塩ラーメンには関東のネギをといった具材の使い分けをしたり、通常のラーメンには豚バラでつくったチャーシュー(上記がそれ)、チャーシュー麺には肩ロースのチャーシューを使うなど、随所に拘りが感じられます。

あっさり醤油なのに、ストレート麺。だからなのか、少し、醤油の味が強いように感じます(が、運動選手にはちょっと物足りないでしょう)。

今日の僕の体調からすると、もう少し薄い方が、複雑なスープの味わいが楽しめたように思いますが、総じて美味しかったですね。

たまに、食べたくなる味です。

それでは!



2009年3月26日木曜日

SYDNEYから帰国

こんばんは

昨日は、突如訪れたSYDNEYでの1日を宝として受け止め、それぞれ有意義な1日を過ごしました。

まずは、前日の移動の疲れをとるべく、IAN THORPE AQUATIQUE CENTREへ。

たまたまですが、宿泊したIBIS WORLD SQUAREから徒歩10分程度の場所に、SYDNEYイチ新しくて綺麗な屋内長水路プール(+ジャグジー+サウナ)はありました。

出来て間もないこのプール、さすがに綺麗です。

予約したわけではないのですが、僕らのために1コース開けてくださいました。

オージースタイルで、左側通行でそれぞれ「FT」のトレーニングを実施。

こんな機会に巡り会えるとは...。おかげさまで、良い感じの”ACTIVE RECOVERY”が実現できました

この午前中のスイム以降は、完全自由行動。

特にガイドブックを持っているわけでもないのに、ハーバーブリッジまで歩いたり、DFSに行ったりと、それぞれ楽しんでいたようです。

ただ、DFSに行くときには、パスポートは忘れずに!(笑)。


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僕は、こっちのラーメンを堪能しようと思ったのですが、Head Marauderと共に、ダーリング・ハーバーへ行くことにしました。

Nicksという、海辺のテラスで美味しいシーフードを堪能。かんなり大きいヒラメを食べさせてたいだきましたが、これが感動ものの旨さ。ヒラメを見直した(!?)次第です。

そのままSYDNEYをブラブラし、ホテルの近くにあった中古CD店へフラッと入ってしまい、何となく15枚ほどCDをゲットしてしまいました。

しかし、どのCDよりもAC/DCは常に$2くらい高いことにちょっとびっくり。やっぱ、「スター」なんですね。

因みに、夜は、昼の食べ過ぎ(と飲み過ぎ)がたたり、何も食べずに休みました(汗)。


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そして、1日遅れで、25日の夕方、無事に成田に到着。

大型バスに乗り換えて、19:00過ぎにナンペイに到着しました。

お疲れ様でした。

このような突発的な事故に対し、速やかに適切な、かつ大変親切な対応をいただきましたFUJIIさん(H.I.S.)には心から感謝の意を表したいと思います。ありがとうございました!!!。



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シドニー空港で、MEN AT WORKの"Down Under"に合わせながら踊るコアラとカンガルーのぬいぐるみを発見しました。

そーいや、AC/DCも凄いけど、一時的だけど、このバンドも豪州出身としては相当に名を上げたよな...と思い出しました。
















"WHO CAN IT BE NOW?"



from "BUISINESS AS USUAL"



MEN AT WORK


(1982)



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このバンド名を知らなくても、この曲や"Down Under"は聴いたことがある人は少なくないかもしれません。

彼らの全米デビュー曲にして全米#1のこの曲、今聴いても結構魅力がありますね。

コリン・ヘイの声が、ヒューイ・ルイスにちょっと似ているな、と思ったことが彼らに対して興味を持った最初のきっかけでした (良く聴けば、全然違うのですが)。

1度聴いたら耳に残るキャッチーなサビ、印象的なイントロ、メロディアスなサックスソロのどれをとってもオリジナリティの高さがうかがえます。

HARD ROCKではないですが、オーストラリアを代表する曲として、合宿の最後に紹介しておきました。他にもありますが、思いがけず今日耳にして、ちょっと懐かしくなったので...。

それでは!



2009年3月24日火曜日

こんなこともあるんですね

おはようございます

本来の旅程では、今頃Sydney空港で最後のショッピングを楽しむ...という状況のはずなのですが、皆さんご存知のように、成田空港で大変な事故が起きたようで、その影響をモロに受け、本日の日本へのフライトはすべて欠航になりました。

明日のフライトへの変更は成功し、1日遅れで帰れることにはなりました(それすら適わないヒトもいるようで...)ので、ここに報告いたします!。

関係者のみなさま、ご安心下さい。

う~ん、それにしてもこのタイミングで大事故の影響を受けるとは...凄い「運命」ですね!

今年のMarauderは、ひと味違うかも!?。

何れにしても、「思いがけず」巡り会ったSydneyの1日を大切に、楽しんで過ごしたいと思っています!。

あ、RYOちゃんとTAKASHI、そーゆーわけで、1日遅れの帰国となるので、練習ちゃんとやっておいてね!!!


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さて、昨日ですが、THREDBOでの最後のトレーニングは、皆が大好きな、FT!でした。

ウエイトをする者、スイム中心に行う者、さまざまでしたが、やるべきことをやったあとに、スライダーに"チャレンジ”する者もおりました。

どんなチャレンジか!?というと、こんなことしていました(よい子の皆さんはマネくれぐれもマネしないでくださいね)

彼は、スライダーの上から下まで(完全に水没するまで!)、この姿勢と笑顔を維持して降りてきました。

AOKIに比べるとベタなのが、YUSUKEのパターン(左)。こんな些細な姿勢も、日本では怒られますよね。右側(YUKI)はわかりずらいですが、「派手に動きながら降りてきた」の図ですが、AOKIには適いませんでしたね(笑いをとるのに)。


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そんなこんなの、最後のTHREDBOトレーニングを終え、昼過ぎにバスにてSydneyへ向かいました。

今回は、日本人ドライバーがMarauderの輸送を担当してくれたのですが、大変親切な方で、助かりました。

予約をとったレストランの時間より、かなり早くSydneyに到着したため、ドライバーの粋なはからいにより、”ミセス・マックウォーリーズ・ポイント”(オペラハウスとハーバーブリッジが重なって見える場所!!!)に連れて行っていただき、素晴らしい景観を堪能することができました。

2大観光スポットをバックに、今回のスタッフで収めたショット。

そして、下はシドニー市街をバックに全員で記念撮影!の図。

このあと、素晴らしいサンセットを望むこともできました。

全く予定していなかった、思いがけない”プチ観光”を実現していただいた、マエノさんには感謝!です。

夜はZilverというチャイニーズレストランでディナー。

美味しかったけど、Marauderにはちょっと物足りなかったかな...

夜は、今朝の旅程がどうなるのか...の連絡待ち状態でした。

これから、Ian Thorpe Aquatic Centreに行ってきます!

それでは!



2009年3月23日月曜日

THE LAST FIGHT

こんばんは

順調に進んできたTHREDBO準高所合宿も、いよいよあと1日を残すのみとなりました。

今日は、この合宿の最後のMAIN WORKOUTとして、CRASH & BURNを行いました。

レース時同様のFTアップのあと、恒例の、リーダーによる「気合い入れ」。 「うぉ~!!!」ですね。

その後、3回のMAX TRIALを、魂込めて実施してもらいました。

準高所という、ちょっと過酷な環境で、どれくらいの踏ん張りを見せられるのか...

チャレンジ前の1コマです。それにしても、この2人は速かった!

平地のC&Bよりも速い平均タイムでまとめた者もいたし、見事な頑張りだったといえます。

TOMOの54.5平均(FLYで実施)、SHOGOの1:52.2平均、TAKUYAの2:01+55.0平均、MASAFUMIの56.3平均などは、かなり輝かしい結果だと思いました。

なかには、プールから上がるのが困難となるくらいの追い込みを、最後に見せてくれました。

もちろん、全員が最高の結果だったわけではないですが、イマイチの結果に終わった者の理由は明らかになっているので、今後の方向性は見えています。

今日の結果だけですべてが決まってしまうわけではないので、コレまでやってきたことを誇りに思い、最後の「詰め」に立ち向かって行って欲しいと思います!!!

何れにしても、「良いお土産」を日本に持って帰ることが出来そうです!

お世話になりました!


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明日、午前中に軽く泳ぎ、ランチ後にシドニーに向かいます。

シドニーで、世界一と言われている中華料理を堪能し、一晩休みます。

そして、火曜日の朝の便で成田へ向かう予定です。



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世の中には、かつてはバンドの中心人物であったアーティストが居なくなっても、堂々と存在するバンドがあります。

様々なケースがありましたが、このバンドの場合、「これでいいのかね?」という状況が続いてしまっていましたね。フィル・ライノットあってのバンドとして考えるファンからすれば、フィル亡きあとのTHIN LIZZYは、「あってないようなもの」だと考えます。

伝説のバンドTHIN LIZZYとの出会いは、事実上のLAST ALBUMとなった(ライブやベストを除く)、このアルバムでした。
















"THUNDER AND LIGHTNING"



from "THUNDER AND LIGHTNING"



THIN LIZZY


(1983)



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解散宣言をしてから出したこのアルバム、なんと格好良いことか。

僕にとってのTHIN LIZZYとは、ジョン・サイクスの「ゲイリー魂」一杯のギターと珠玉のメロディが合体したこの名作によって、最高のものとなりました。

この曲やThis is the One, Holy War, Baby Please Don't Goそしてなんと言ってもCold Sweat!

いや~、ゲイリーも良いけど、ジョン・サイクスも最高ですね。

その後、後追いで、BLACK ROSE、LIVE DANGEROUS、JAILBREAK等の名作を聴いていきましたが、何しろ、このアルバムを一番最初に聴いてしまい、いたく気に入ってしまったため、BLACK ROSE以外は「物足りなさ」を感じてしまいました。。

全く違うバンド???というくらい、

THUNDER AND LIGHTNINGのみ、異色の”メタル寄り”HARD ROCKだったように思います。

フィルが亡くなってからリリースされた"Dedication"(名曲!)を聴いて、THIN LIZZYの魅力を再確認したあとは、オリジナルのTHIN LIZZY もお気に入りとなっていきました。珠玉のメロディといつのまにか病みつきになるフィルのヴォーカル、そして魅惑のツインリード...本来のLIZZYの魅力はここにあるのですから。

それでは!