2010年1月4日月曜日

CAR Sierra Nevada <7>

こんばんは

CAR合宿もあと2日となりました。

高所合宿に興味を持っている方や、ここシェラネヴァダに興味を持っている方も少なくないと思いますので、今日は、単純に、様々な写真と共に、CAR紹介をしていきたいと思います。

CARは、グラナダから車で50分のところにある、シェラネヴァダスキーエリアにあります。12月のシェラネヴァダに来たのは、今回で2回目です。

「冬らしい」気候だった前回と異なり、今回は日本の冬よりも暖かく、シェラネヴァダスキーリゾートが困ってしまうくらい、雪が少なかったです。

スキー場自体も、本来は八方尾根の2倍はあるであろう、広大な面積を誇っていますが、7割くらいのリフトが動いていない状態のようでした。

雪が降る日もあるのですが、次の日には晴れて気温が上がったり、雨が降ったり、の繰り返しです。

ちょっとした、異常気象でした。

写真左は、晴れた日のプールから見える景色です。プールの目の前には、400mトラックと、人工芝のサッカー場があります。写真右は、通常この時期であれば雪に覆われるシェラネバダスキー場ベース付近(スクエアと呼ばれるショップ街)です。

施設ですが、6x50mの魅力溢れるプールはこれまでの記事でお示ししました。

その他に、前述したトラック&フィールド、体育館2面、屋内陸上競技場(直線で100mはとれる)、ウエイトトレーニングルーム2室、カーディオ系マシンルームなど、充実のトレーニング施設を誇っています。

 付加料金がかかりますが、たとえば水中映像撮影およびその分析、血中乳酸濃度の測定、各種血液検査、体格検査などの専門的な測定を行うことも可能です。

 僕たちは、日本から持参した血中乳酸濃度の測定器や、ヘモグロビン濃度の測定機器を使い、独自に検査を行いましたが、これらによって生じる医療廃棄物(採血用の針や、測定に使った血液サンプルを含むチップなど)も、この施設で受け入れてくれるところも気に入っています(Thredboでは、これらの廃棄物は日本に持ち帰っています)。

施設内には、ドクターが在駐しており、「何か」あれば診ていただけます。セラピストも、週に数回、CARに来るようで、マッサージをお願いすることも可能です(有料)。

これらの総合スポーツ・トレーニング施設であるCARには、2004年にホテルが整備され、より快適になりました。

無線LANが整備されたホテルの部屋は、こんな感じです。築5年目なので、まだまだ綺麗で、快適です。

やたらものが散らかっている右の写真は、コーチ用に用意されている部屋にしかありません。このスペースが、コーチの作業スペースになっています。

残念なことに、浴槽はなく、シャワーのみとなっておりますので、コンディションを維持するために『入浴』を重視する選手には、ちょっと問題になるかなと思います。

ただし、予約をしておけば、以下のようなサウナ・ジャグジーを使うことができます(1つの部屋に、サウナ・ジャグジー・シャワーが設置されており、それが3部屋ある)。面倒くさがらなければ、快適に過ごすことは可能だと考えます。

ホテルのレストランは、ビュッフェスタイルに近いですが、メインとなる料理については、自分でとることはできず、欲しいものとその数量を指示し、いただくという感じのシステムになっています。

肝心の味のほうですが、これがなかなかにgoodでして、日本人の口に十分馴染むものだと感じています。率直に言って、美味しいものが多いです。個人的には、なにも用意しないでも大丈夫だと思いますが、日本流のご飯が必要だというヒトは、炊飯器を持参するほうがよいかもしれません(米は現地で調達できます。ちなみに、今回、僕らは一切使っておりませんが...)。

 スープ、パスタ、肉料理、魚料理、野菜料理のほか、サラダ、フルーツは食べ放題、ジュース類も飲み放題、コーヒー類も飲み放題ということで、結構楽しむことができます。

シェフのローレンツォは、4年間に来たときからここで働いている、腕も良いし人柄もよい、ナイスガイです。以前は、僕の誕生日に特別ケーキを作っていただいたこともありました。

施設内のいくつかの場所に、ミネラルウォーターのサーバーがあり、ペットボトルさえあれば、それらは自由に飲んで良いというありがたいシステムが作られましたし(2005年にはなかった)、無線LANシステムも整っているため、比較的快適に過ごせます。

ちょっとした買い物には、徒歩5分(道路ではないところを通行)から10分(車道に沿って歩けば)のところに、日本で言うコンビニがあります(こちらではSUPERMERCADEという)。この店の存在は大きく、合宿生活に必要な最低限のものはここで揃えることが可能です。ただし、夏の期間は、閉まっているようですが(スキーシーズンが終わると、多くの店が長期休業となるようです)。

このような、”水泳漬け”を可能とする高所トレーニング施設の利用費は、施設利用料・3食食事つきで68ユーロ(ツインルーム利用)という値段です。渡航費が高いのと、移動に35時間かかることを抜きに考えれば、使いやすいところではないかと思っています。

ただ、合宿時には『娯楽が必要』と考える場合、3~4週間の滞在には向いていないかもしれません(個人的には、大丈夫だと感じてはいますが)。

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この合宿で残されたトレーニングもあと2回。

数時間後には、ここでの”最後のメイン”が行われます。

Marauderたち、どんな頑張りを示してくれるのか...楽しみです。

それでは!!!



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