2010年2月17日水曜日

BOUND TO FAIL

おはようございます。




2月の強化期間も終盤に入ってきました。



いやぁ、みんな頑張っていますscissors





先週から引き続いて”強化練”となっているWK20も、グループ毎に予定が異なります。



それを最大限に活かし、「個に合った」ワークアウトを(出来る限り)提供し、「良い泳ぎ」を追求できる環境を確保(1コース1~2人)したうえで、”今しか出来ない”チャレンジをしてもらっていますpunch





DIST・MD1は、日曜午前にGREEN、午後にサーキット系DRYとブルピン(とキックのMAX)を、そして月曜日には午前GREEN、DIE HARD MAX(3R;8X100)に挑んでもらいました。



他方、通常通り、月曜スタートとなったMD2・SPは、午前GREEN、午後DRY+"ブルピン”+HURRICANEから開始しました。



メインが行われる火曜日は、午前GREEN+午後DEC TO MAXという構成でした。




現在、積み重なるHARD TRAININGによって蓄積した疲労の影響で、「調子が良い」と感じる者はほぼ居ないと思います
catface
そのため、「すげぇなぁ!」と思わせてくれるようなタイムで泳ぐ者は、ほぼ居ないのが現状です。



もちろん、感心するような頑張りを示してくれている者が多いし、素晴らしいトレーニングが出来てはいます。





というわけでsign02、「より高い位置を目指す」Marauderのために、以下では(ちょっと長~い)お話をさせていただきたいと思います。






diamond    diamond    diamond    diamond    diamond    diamond    diamond    diamond




トレーニングを続けていれば、単純に調子よい日があれば、悪い日もあります。



調子がよければ、ポジティブな取り組みもできるし、弱い部分を隠してしまうくらい、「強み」に支えられることになります。



終わった後の達成感も高いし、多くの場合問題はないのですが、「ある側面」からすると、良いトレーニングにならない可能性があります。



他方、調子が悪い、疲労困憊の時には、タイムは悪いし、泳ぎの感じもわからなくなるし、だから時として「諦めてしまう」ようなことがあります。



「良い泳ぎが出来ない、良いタイムで泳げないから、トレーニング効果を得づらい。そんな日は、トレーニングをしない方が良い」



時と場合によっては、この考え方が合理的ということになり、トレーニングの予定を変えることもあります。





でも、悪い時だからこそ、自分の弱い部分が出てしまいがちな時だからこそ、チャレンジすることにトレーニング効果を見いだせる時があります。





ここで、頑張りたいのに、怪我・病気などの理由によって、トレーニングを続けたいのに出来ない場合があること、Marauderの皆は知っていると思います(身近に居ますし...)。



彼らは、泳ぎたいという気持ちをかみしめながら、「そのときやれること」を見つけ出して、未来に希望を繋げます。



そして、トレーニングが再開できるようになった暁には、それまで以上の「気持ち」で取り組むことが出来るようになるチャンスを勝ち取るという副産物を得る場合があります。





客観的にみて、どこもおかしくないのに、様々な「誘惑」(時にそれは全身疲労だったり、筋肉痛など、部分的な痛みや不具合だったり、はたまた気持ちの疲れであったり、迷いであったり...様々です)により、チャレンジすることをやめてしまうことほど、「残念」なことはありません。




「誘惑」に負けて、弱い自分に支配されてしまう...。その病態(?)は様々です。



トレーニングの初期は頑張れているけど、後半で思うように動かなくなり、それが続くことで「諦め」てしまう。



最後まで頑張りたいという気持ちはあるが、それが強すぎで、トレーニングの序盤から中盤を「抜いて」しまう。



最初から全然駄目で、何をしようともしない(悪い状況を変えようとしない)状況に陥る(ごく希ですが...)





それらの取り組みって、きつくなると「いつもそうなる」傾向、ありませんかsign02



あるいは、レース時の自分を反映していませんかsign02




誰もがそうなっているというわけではないですが、1つのレースの展開や、予選・準決勝・決勝を通したトータルでの闘い方が、普段のトレーニングにみられる姿勢や取り組みと類似しているように思います。




もし、そうだとするならば、トレーニング時の取り組み・姿勢から改善を図らないと、究極的には「進化」を果たせないのかもしれません
think



この観点からすれば、例えば、「途中で諦める」ことと、「最初は抑えて、最後だけ速い」状態を変えられないことは、同列で「残念」といえるかもしれません。



日々のトレーニングにおいて、取り組みをいつものようにしているだけ(全てを変える必要はない)だと、技術の改善、体力の向上は果たせても、肝心カナメの「闘い方」には変化が出ず、重圧がかかる局面においては弱いところが出てしまうweep



自分の弱点に蓋をして、自分のやりたいようなやり方「だけ」でトレーニングを進めていると、ひょっとしたら、その「弱い部分」を強化するため(sign03)に日々のキツイトレーニングに勤しんでいる可能性がある...かもしれません(だとすれば、恐ろしいcoldsweats02

「この練習は苦手だから...」「この時期はいつもこうだから...」「こうやらないと、自分らしくないから...」



様々な理由で、姿勢を「変えられない」こと、十分に理解できます。

「調子の良いときにベストを出したい」だけであればそれでも良いかもしれません。




でも、どのような場面でも成功したい、あるいは、よりプレッシャーがかかるような場面で、「勝ち」たいのであれば、何らかの方法で「弱い部分」を克服する必要があるでしょう。

「闘い」を挑む相手は、表面上はその舞台に立った好敵手たちかもしれないけど、実際には、-たとえそれを意識していなくても- 自分自身なのかもしれません。




皆にも既に伝えたように、僕は、バンクーバー五輪・モーグル競技を観て、様々な重圧・恐怖感を克服して”限界”あるいは"限界越え”にチャレンジし、その結果途中で重大なミスをして転倒したとしても、諦めず、最後まで滑りきり、ガッツポーズをする選手の姿をみて、大きな力をもらいました
punch





完全な泳ぎ、完全なる取り組みが出来ない時もあるでしょう。



それに対し、少しでも納得できない自分が居るのであれば、その後の取り組みによってマイナスをプラスに転じることは可能だと思います。そのことに気づいてくれたMarauderは、凄い力を得たのでは?と思っています(凄いことです)。




何の準備もなく、「本番」での取り組みを変えることはできない。





何が起こるかわからない競技人生において、不測の事態に直面したとしても、諦めずに、そのとき出来る「最高のパフォーマンス」をして、ゴール出来るような「気持ち」を、この時期に是非獲得して欲しいと思いますconfident





何ものにも勝る、”最大・最高の武器”になるはずだから...。





cd   cd   cd   cd   cd




今日のBLOGタイトル、"Bound To Fail"は、漢(オトコ)を感じるバンド、ACCEPTが85年に発表した超名曲です。



歌詞の意味としては、「一度失敗したことがあるのなら、本気で変えようとしない限り、必ず失敗してしまうだろう」というものだと思います



ACCEPTは、その初期(2ndまで)、JUDAS PRIESTに影響を受けたドイツのC級バンド、という感じでしたが、3rd以降、「おっ!」と思わせるような劇的名曲が含まれるようになり、7thアルバムを頂点にアルバムの完成度を高めて行きました。



6thアルバムにも、多くの名曲が収録されています。




















"BOUND TO FAIL"


"MIDNIGHT MOVER"


"METAL HEART"



"SCREAMING FOR A  LOVE-BITE"




from "METAL HEART"



ACCEPT


(1985)



|















ACCEPTといえば、"Fast As A Shark"でしょ、と思っているメタルファンは少なくないと思いますし、僕もこの曲が一番好き(思い入れも含め)です。この曲の衝撃度が凄すぎで、その後出るアルバムには、スピードチューンが含まれていない状況が続いたため、最初のうちは、「ACCEPTも落ちたモンだ」と正直思ってしまいましたが、2,3回聴いていくうちに、ACCEPTの真の魅力に気づかされるようになりました。その結果、この前作もお気に入りアルバムとして認識できるようになりました。




超有名曲、"Metal Heart"で、ウルフの様式美観が炸裂しており、この曲を筆頭に、魅力的なACCEPTの楽曲を堪能できます。



クラシックの名曲・「エリーゼのために」をモチーフにしたギターソロ、男性による低音型クワイヤを大々的に取り入れ、完全なる個性確立を果たしたタイトル曲のほか、劇的かつ美しいウルフのギターが素晴らしい"Bound To Fail"、ひたすら格好いいシングル曲"Midnight Mover"(PVも最高)、ACCEPT流ROCK'N'ROLLの完成系といえる"Screaming For A Love-Bite"などなど、素晴らしい曲のオンパレードといえます。





一般の方に受け入れられづらい声質を持つウドの声も、慣れると「これじゃなきゃいかん」と感じるようになります。



そう感じているヒトが多いからか、ウドが脱退したあと、急速に人気が低下し、解散という道を辿ることになります(後に再結成するも、イマイチの成果しか残せず)。



個性を失うということは、どのような世界においても、マイナスとなる可能性が高いことを認識した次第です。



個性を失わず、「弱いところの克服」を果たしていきたいものです。




それでは!!!





0 件のコメント:

コメントを投稿