2010年6月29日火曜日

NIGHTFALL

こんばんは

選手権からインカレに至るトレーニング期間の「山場」が今週です。
39週目にあたる今週は、DIST・MD1は先週と同様の流れ、MD2・SPは2/1/1+Weight/2/1/1+Weightという「量より質」の流れでチャレンジしてもらう週です。

今日の午後は、何れのグループも"ブルピン”セットで、PINKレベルのトレーニングにはRPを強く意識したセットが組み込まれました。そしてトレーニングの最後には、この時期おなじみのHURRICANE(MD2・SP)と新登場のTYPHOON(MD1)で力強く締めてもらいました。MD1で出たTYPHOONは、HURRICANEの75m版です(この他にCYCLONEというネーミングのトレーニングもあります。このシリーズ、ネーミングに深い意味はございません
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風邪などの体調不良者以外にも、オーバーワーク気味の者がいよいよ登場してきました。注意しても陥るこの現象、それだけ追い込めたという見方もありますが、トレーニングに見合った休養・栄養摂取・ケアが(やってはいたけれど)不充分だったという可能性も否めません。

まだまだこのハードトレーニング期間は続きます。
【やり過ぎ
sign02】くらいの体調管理とケアをして、最後の最後まで『生き残れる』よう頑張って下さいsign03





 



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80年代の後半には、BLACK SABBATHの影響下にあることを絶対に隠せないが、とてつもないオリジナリティを感じさせてくれるDOOM系HRバンド、CANDLEMASSが登場しました。


















"WELL OF SOULS"



"CODEX GIGAS"



"AT THE GALLOWS END"



"SAMARITHAN"



"BEWITCHED"

















from "NIGHTFALL
" 






CANDLEMASS



(1987)



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Nightfall









これは凄いsign01、と思いました。
本家トニー・アイオミに劣らない天才的なリフメーカー、レイフ・エドリング率いるこのバンド、初期にはメサイア・マ
コリンという凄い名前のヴォーカリストを据えて、様式美に溢れたオリジナリティ高いハードロックを展開してくれました(DOOM METALの元祖的存在という見方もありますが)。

このメサイアというヴォーカリスト、名前や容姿も凄いのですが、そのVoスタイルが、ミートローフ張りのオペラティック(でももっと声量がありそうで、もっとビブラートが強烈!)な歌唱で、独特の世界観を描きます。
ヘヴィかつスローな曲が多いのですが、リフも歌メロもかなりキャッチー。
それだけに、伝統的な欧州ハードロックが,そして様式美系ハードロック・ヘヴィメタルが好きな方には是非とも聴いていただきたい隠れた名盤だと思います。

最近、(LPのアーカイブ化に伴い)久々に聴きましたが、ちっとも古くささを感じさせない、カッコイイハードロックだな~という印象をいただきました。
このアルバムが彼らの2ndですが、最新作こそ聴いていないものの、僕はこのアルバムが一番好きです。

それでは
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2010年6月27日日曜日

LOOK AT YOURSELF

こんばんは

(僕にとって)強烈な週が終わりました。
今週は、DISTが2/2/1+Weight/2/2/2というスケジュールであったこと、週初めにCurve Testがあったこと、その他大学業務の忙しさもあり、「あっ!」」という間に過ぎたのですが、Curve Testが2,3週間前のように感じるくらい、濃密な1週間でした。

さて、Marauderたちの週の後半は...
木曜日はブルピン中心でした。
DIST・MD1は、SHIFT CHANGEを中心としたヴォリュームワーク(とノーブレハード),MD2・SPはブルピン+"HURRICANE"(前半FDmax+後半ノーブレマックス)ハードセットに挑んだ日でした。
金曜日の朝は、MD1がBLUEのセットと"HARD KICK"のセット、午後にはDISTがBLUEレベルまでのヴォリュームワークを行いました。
他方、MD2は午後1回のみのトレーニングでしたが、4R;4X50 HARD/1X200 MAXというかなり難しいセットに挑んでおりました。SPは、
4 ROUNDS;3X50 HARD/1X100 MAXという「頑張りやすい」セットでした。
キャプテンDAIを始め、この難しいセットを、かなり良いタイムでまとめた者が少なく無く、”タフになったな~”と感じる練習を示してくれました。

そして今日は、午後練において、DISTでは
6 ROUNDS;5X100 HARDという1500を意識したHARD WORKが、MD1では4 ROUNDS;4X150 "DIE HARD"というチャレンジャブルなセットが繰り広げられました。ここでも、TOSHIやTWINSらの4年軍団の”強い意志”が感じられるような頑張りを確認することができました。

ただでさえ疲労が蓄積する週末に、3時間半を越えるヴォリュームワークの中で質も求められたこの練習では、最後まで頑張り抜くという強い意志が絶対的に必要となってきます。

まだまだ今の時期には、自信がつくような「完璧」なタイムで泳ぐことはそこまで要求しません。
しかし、最後まで諦めず、たとえ躓いてもそこから這い上がる粘り強さは心からお願いしたいと思っています。

「からだが動きませんでした...」というコメントをトレーニング後に(そして試合で聞くこともしばしば)こぼす選手をみかけますが、突き詰めていけば、
正確には「体を動かしませんでした」というように表現するのが正解なのでしょう。
疲労、筋肉のハリ、体調,環境(波など)などなど、原因は様々あれど、頑張り続ける・続けないを決定するのは他ならぬ「自分」です。
そーいった様々な要因をきっかけに、最終的には「自分でやめてしまっている」ことに他ならないわけですから、トレーニングがハードな時期に、主に疲労が原因となる不調時にMain Workoutに挑むことは、素晴らしいチャンスだと思うわけです。

来週も、このような"チャンス”はまだまだ続きますので、「諦めない自分を創る」ことを楽しみに、日々のトレーニングに挑んで言って欲しいと思います!

なお、今日は(いつもならトレーニングがない)土曜の午後に、全ての女子スタッフが集結してくれました。最近のスタッフたちの献身ぶりにはあたまが上がりません。素晴らしい。
心から感謝しています
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それではpaper




2010年6月23日水曜日

TIME TO LIVE

こんばんは



ハードウィークが続きます。
WK38の午後は、
Lactate Curve Testが行われました。



「だいたい」このような時期にシーズン最後のカーブテストを行うことが多いのですが、今年は”微妙”にその実施時期をずらしました。
すなわち...
通常では、Adaptationの後に設定するなど、選手のコンディションを考慮したテスト設定にすることが多かったのですが、今年は「泳ぎ込みの真っ直中」に行うよう計画したわけです。



ラストの1本をMAXで行うカーブテストでは、その日のコンディションにより成否が左右されます。
しかし、どんなに疲れている中でも、泳ぎの効率を落とさなかったり、むしろ改善した状態であれば、血中乳酸-速度曲線は適正な位置に保たれます。
ハードトレーニングが続けば、疲労の影響で泳ぎが変化してしまうことも充分に考えられることであり、その辺の変化を見いだすために、『この時期の実施
としたわけです。



その結果、1/3程度の選手が、4mM相当の泳速度(V4)が改善(あるいはベストタイ)されたことを確認できました。



良い感じですhappy01。ここにきて、一気に泳ぎを良い方へ「豹変」させた選手もみられたくらいですconfident

他方、少数でしたが、乳酸-速度曲線がやや上側にシフトした選手、すなわち泳ぎの効率の低下が懸念される選手もおりましたが、これについては長期的・深刻な問題では全く無いと思いますので、ある種の『警告』であるととらえ、技術の再チェックを行っていくと良いでしょう。



 



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本日は、何れのグループも"メイン”でした。
SPは32X50、MD2は40X50の"DIE HARD"でした。
やりやすいセットですので、良いタイムでまとめられている選手が多かったですhappy02



他方、MD1は、しぶと~~~いTOTAL ENDURANCE系のトレーニングで、
5X200/4X300/4X250/4X200/4X150という一連のセットでは、それぞれの距離の中でHARD~MAXで泳ぐという「指定」を盛り込んだ、かんなりハードなセット("SHIFT CHANGE HARD"と名付けております)に挑んでもらいました。



何れの選手においても、高い意識のもと、良いトレーニングが実現されていました。



先週、今週と、パンパシ代表MASAFUMIが、MD1に”短期留学”しにきています。
いやいや、こんなに頑張り続ける彼をみるのは久しぶり...かもcoldsweats01
MD1独特の、複雑かつ長時間かつクオリティも求めるハードワークを、高いレベルで見事にこなしています。
高い目標のもと、『決心』さえつけば、人間は『凄い力』を出すのだな~ということ、再確認していますconfident
”本来の力”を出せば、おもしろいことになっていくかも...



この夏、大いに期待していますsign03







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5月の1ヶ月で、CDを80枚近く購入してしまっていましたcoldsweats01



昔は、DISK UNIONやレコファンなど、大手中古ショップに行き、漁りまくることが趣味の1つでしたが、ここ5年くらいはショップに行くことすらありませんでした。



で、目をつけたのがネットショップ。HMVなどには大変お世話になってります。



バーゲン品があると、「一気に」買ってしまうのですが、今回はテープでしか持っていなかった古き良き時代の名盤を中心にそろえてしまいました。ネットの恐ろしいところは、気がつくと『買いすぎている』ということですかね...coldsweats02





今は、それらの中から、こんなんを聞いていますUh2_2



いや~、URIAH HEEPです(しかも初期!)。



このバンドの代表作は、LOOK AT YOURSELF, THE MAGICIAN'S
BIRTHDAY, DEAMONDS & WIZARDS, ABOMINOGあたりかと思いますが、初期の彼らも捨てがたい。



お気に入りは、"GYPSY", "BIRD OF PREY", "LADY IN BLACK", "SALISBURY"などなど。



今あらためて聴くと、初期の彼らは、ブルージーかつフォーキー、時折ヘヴィーなPROGRESSIVE ROCKという感じがしますね。70年代のHRは、やっぱすごかったんだな~...



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しかし、1stのジャケットは、子供が夜みたら泣きますね(夢に出てきそう)。



それくらい、当時としては衝撃度の高いアルバムだったのでしょう。





それではpaper







2010年6月20日日曜日

TAKE IT OR LEAVE IT

こんばんは

濃密なWK37が終わりました。
木曜は、"ブルピン"系のトレーニングでした。

MD1では、これまで僕が諸事情により「避けて来た」無呼吸でのトレーニング(最大or最大下)を”強烈に”増やしています。木曜などは、9000越えのトレーニングの最後に、ノーブレ系のMAX。

その変化に「ん~~~???」と思った選手が出てきたようでしたので、きっちりとその意義を説明し、臨ませましたが、いやいや、理解した上でのMarauderの取り組みは素晴らしい。良いトレーニングになりました。

そして昨日の午後は、

 SP 2R;8X100
 MD2 2R;6X200
 DIST 40X100

といったタフなDIE HARDセットに挑みました。

MD1は、土曜の朝にメインセット

 2R;12X100
を敢行。

MD2にとっては、距離的に困難な、MD1やDISTではインターバル的にハードなトレーニングであるため、「自信をつけるような」タイムでまとめることは難しかったとは思いますが、最後の最後まで諦めない姿勢を示した選手が少なく無かったこと、収穫と言えるでしょう。

来週は、「寄り濃密な」1週間になることは必至です(僕にとっても...
coldsweats02)。根性練を「科学的」に捉えている僕は、自信をもって毎日のプログラムを提供していきますpunch
引き続き、「粘り強く」頑張っていきましょうsign01



 







 





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先日紹介しましたBONFIREは、欧州ではそこそこのステイタスを獲得し、”BONFIRE的”なフォロアーを生み出すに至ったようでした。

そのうちのひとつ、このBOYSVOICEも、ギラリと曲作りの巧さをみせた、忘れがたいバンドです(よりマイナーですが)


















"CITY OF YOUR DREAMS"



"COLD SUMMER NIGHTS"



"SEARCHING FOR YOU"



"BOYS VOICE"

















from "BOYSVOICE
" 






BOYSVOICE



(1990)



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Boysvoice









このLPを買ったとき、はっきり言って「なめて」いましたが、聴いてびっくり、本家BONFIREを上回る完成度の高い曲があるではないか!
それがサビにおける哀メロが何とも美しい
Cold Summer Nightsと、強力なフックを有するハードポップの名作”City Of Your Dreams"の2曲。
何れも曲構成・歌メロの質の高さが光る素晴らしい曲です。
前者では、ちょっとVoがキツそうに聴こえるので、もっと良いversionとして生まれ変わりそうです(GOTTHARDあたりにカバーして欲しい...)。

世界には、意外にあるんです、知られざる「素晴らしいバンド」が...

それでは
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