2011年11月30日水曜日

OVER THE HILLS AND FAR AWAY

こんばんは


9週目に突入し、その”怒濤”の前半戦が終了しました。


月曜日には、何れのグループも午前中にGREEN系のベーシックトレーニング+DRY(SP/MD2は各種プライオメトリクストレーニング、MD1/DISTは自重負荷系スペシャル!を実施)を、そして午後にはSP/MD2で"BLUE to PINK"、MD1/DISTでBLUE(Volume Work)を展開しました。


火曜日については、午前中にベーシックスイムを実施してもらった後、午後にはそれぞれ”メイン”に挑んでもらいました。
先ずは中長距離グループ。噂(?)の”1行メイン”を軸としたVolume Workが展開されました。
 DIST; 10R x 9 x 100m DEC TO HARD on 2:00~1:00
 MD1; 8R x 9 x 100m DEC TO HARD on 2:00~1:00
 MD1 BR; 6R x 10 x 100m DEC TO HARD on 2:00~1:20
他方、SP/MD2は比較的シンプルな"DIE HARD"にチャレンジ
 MD2; 2R x 8 x 100m "DIE HARD" ON 2:30/3:00
 SP; 2R x 6 x 100m "DIE HARD" ON 2:30/3:00


中長距離軍団は、まさしく「ヘロヘロ」になりながらも、何とか諦めることなく”完泳”に成功しておりました。特に、YOHEI,KOHEI, HITOSHI, TSUTSUが「なげぇ~」、「きち~」等といいながらも良いタイム、(比較的)良い泳ぎでこなしていました。IMの2人は、僕の予想よりも遙かに"タフ”で、良い意味で驚きました。また、意外にも新鮮な気持ちで取り組んでいたことが印象的でした(朦朧としながらやっていた者もおりましたが....)。
 スプリンターたちも、良いチャレンジが出来ていました。RYOTA、MASAYUKIといったBKのチャレンジャーたちが特に良かったように感じました。


ちなみにDISTのトレーニングについては、選手の授業の関係で2便に分けての実施となったのですが、12300mのトレーニングを2ラウンド、しかも長い長いメインを含むそのトレーニングを2R連続で行うと、コーチとしても相当なエネルギーを奪われることを再認識しました。やはり、コーチングって、エネルギーを使うのですね。歳のせいか、最後の方はくらくらしていました!


さて、WK9の3日目である水曜日は、ウエイトトレーニング+エアロビックスイムの日でした。この時期(泳ぎ込み!)のストレングス系、力が入らなくて泣きそうになることもあるかと思います。”時期特有”のものだから、小さいことを気にせず、どのような負荷に対しても、”全力で”挑むよう頑張って欲しいと思います。



cd       diamond        cd        diamond        cd


インカレVIDEOのイントロダクションにおけるメインテーマには、”ギタークレイジー”ゲイリー・ムーアの名曲である、"Over The Hills And Far Away"を採用しました。
この曲が発表された1987年当時、ゲイリーはイギリスだけではなく、ここ日本でも絶大な支持を受けていました。この曲が収録されている”WILD FRONTIER"は日本でも相当な売り上げを記録しましたし、このアルバムをひっさげてのツアー時には、かの「夜のヒットスタジオ」にも出演しました。


何れにしても、ヒット曲であると同時に、味わい深い名曲であることは間違いありません。個人的にも大好きです。ケルトミュージックのフレーバーが色濃く打ち出されたこの曲は、何とも言えぬ哀愁を纏っていると同時に、勇敢なイメージを沸き立たせます。


原曲が持つ歌詞を少し拡大解釈し、4年生たちが中大で頑張っている姿を『丘を越え遙か彼方で頑張る戦士が、大きな役目を終えたら、”河が海に注ぎ込むが如く、ふるさとへ戻っていくだろう』という意味で表現できるという点も、重要なイントロメインのBGMにぴったりだと感じた次第です。


ちなみに、この曲の『アンサーソング』として、エンドロールにはオジー・オズボーンの名曲、"Mama I'm Coming Home"を採用しました(ちなみに対抗馬はモトリーのHome Sweet Home)。美しいアコギにのせて、これまた哀愁のメロディをオジーが静かに歌い出すこの名曲は、『大役を終え、家族の元に戻った』状態にある(ない人もいるか...)今の4年生とその家族に捧げるものです。ちなみに、曲の中でもクライマックスといえる、ギターソロ後の最後のサビの始まりを、中大の”WOH!”に合わせるように編集しました(なかなかこれが良い感じになった)。
イントロもエンドロールも、細部まで拘って作ったつもりですし、採用したBGMはHRの世界では何れも超有名な名曲です(ヒット曲でもあります)。


なお、前述の"Over The Hills And Far Away"に繋げているしっとりとした、QUEENちっくな楽曲は、そのQUEENをこの上なく愛することで有名なオランダのアーティスト、ロビー・ヴァレンタインのバンドであるVALENTINEのアルバム、”4-UNITED”のオープニングを飾る小曲、”Rise And Shine”です。このアルバムには、ロビーならではのメロディアスでオペラティックな、まさにQUEEN的な楽曲に彩られた名曲がたくさん収録されています。
今から、歴史に残る闘いが始まる...その期待を膨らますのに充分な役割を果たす佳曲だと感じ、採用した次第です。


上記の曲が収録されているアルバムは、何れも”名盤”です(特にゲイリーとオジーは!)。1聴をお勧めします!


それでは!!!

2011年11月27日日曜日

DESTINY


こんばんは

“熱い”1週間、熱い1日が終わりました。
木曜日は2回練、午後にはENDURANCE系のトレーニングを行いました。
DISTMD1は、バランスボールによるコアトレーニングを1時間行った後に、”SHIFT CHANGE”を中心としたヴォリュームワークを3時間、MD2SP”My Hard“を含むBLUE to PINKセットを行い,その上で自重負荷系のDRYに取り組んでもらいました。
結果、“ヘロヘロ“の状態に追い込まれた者が続出

金曜日の午前中は、DISTMD1のみでしたが、ドリル中心・GREEN系のトレーニングを展開、午後にはどのグループも“メイン“に挑んでもらいました。

 DIST; 5R;6X100 DEC ON 1:30⇒1:05 / 
     3R;6X100 “DIE HARD” ON 1:10
  MD1; 6R;4X100 “DIE HARD” ON 1:402:00
  MD2; 5R;4X100 “DIE HARD” ON 1:402:00
  SP; 3R;3X100 DIE HARD 1:401:50 / 
    3R;4X100 EZ,MAX(100) ON 1:502:00

今週は、この日のみ、全員が僕のワークアウトでしたので、SPたちにはちょっとした“試練”になったかもしれません。
しかし、“この時期だからこそ”出来ることだとの理解で、皆取り組めていたように思います。徐々に、より“タフなやつ”を処方していきますので、まずはPHASE 2の第1段階ということで受け止めて貰えればと思います。DISTのみ、全然違うワークアウトになりましたが、3人とも良いトレーニングが出来ていました!。

      ★     ★     ★     ★     ★

さて、本日は、2011シーズンのMarauderの納会にあたる、“インカレの祝勝会“に出席させいただきました。輝けるOG田中雅美の司会のもと、11連覇時代の若手OBたちも集結したこの会は、会場が窮屈に思えるほどの盛況ぶりでした。若手のOB、そして”連覇時代”の中堅OBたちの参加率が高く(懐かしい顔ぶれ、写真に納めました!)、個人的には凄く嬉しかったです。本当に久しぶりだったメンバーもいて、懐かしかったな~...
本当に、来てくれてありがとう!

とても良い会だったと思いますが、個人的には、例年、4年生に4年間の慰労と感謝の気持ちを込めて贈るビデオの上映が2割程度となってしまったことでしょうか。
ただ、今回は参加者全員にDVDをお土産につけましたので(OB会のはからいですね)、帰ってからじっくり観ることが出来るはずですので、時間があるときにお楽しみ下さい。
インカレのダイジェスト的なビデオではありますが、一応、かなり練り込んだストーリーが潜んでいますので、通しでじっくりと観て貰えると嬉しいです(通しでみると、作成した僕も、「グッ」ときて、「ホロッ」ときます
この点、ちょっとしたお詫びがあります。実はこのDVD、焼き増し後に「ミス」が発覚しましたので、「完成版」ではないのですね(完成版は、今日、祝勝会で流す予定だったのですが、この点は残念です)。また、このVIDEOは、ハイビジョン画像で作成しているのですが、DVDに変換する際に、画質が相当落ちてしまっています。ですので、BDプレイヤーで、ハイビジョンTVに映し出してみると、かなり荒さが目立つと思います。
そこで、ご希望のOBは、ブルーレイディスクを持ってきて(あるいは送って)もらえれば、高画質での「完全版」を収録してお返ししますので、(BDを再生できる機器を持ちの、あるいはこれから購入予定のOB)は、気軽に連絡して下さいね!(ちなみに、このVIDEOについては、諸事情により動画サイトにアップする予定はありません)。

さて、このインカレビデオのタイトルは、“Destiny(運命)としました。
そのコンセプトは、「自分たちの強い意志で、“運命”を動かし、輝ける未来を勝ち取った挑戦者たちの最後の闘い」というものです。
“奇跡的”な優勝を果たしたチームの、堂々たるリーダーシップを果たしたリーダーたちは、もともと「トップ」の選手ではなく、その位置に挑戦していこうとする、“中堅”選手として入学してきました。そして、(大雑把にいえば)12年生のうちに爆発的に競技力を高め、34年では苦しむという道を歩んできたように思います。
そんな彼らの“凄い”ところは、自分たちが(自らの競技力に関して)思い悩んでいる状況にあったとしても、リーダーたちが意思疎通をはかり、大きな目標に向かって創意工夫し、タフな闘いでも諦めることのない最高のチームを“自分たちで”創り上げていったことです。競技力の高い選手が集結していたわけではないけれど、周囲を明るくしたり、前向きにさせるような“資質”を誰もが持ち合わせていたし、辛く、きついトレーニング中でも率先して声を出せるようなアスリートの集まりでした。また、とにかく「優し」かった。
「優しすぎる」が故に、競技力を高めるという点で足枷となっている場面も少なくありませんでしたが、最終的には、その「優しさ」をもって、“最強のチーム”を創り上げたところがとにかく凄かった(この点を伝えるのは凄く難しいのですが)。
そんなチームが“劇的”な勝利を収めたからこそ、その瞬間、僕は泣き崩れたし、心から感動しました。

その思いを50分間(!)に詰め込んだわけですが、メインテーマである“Destiny”を劇的に表現するために、挿入歌についてもドラマティックな名曲を採用しました。

そのタイトルはそのものずばり、の“Destiny”。
オペラチティックなイントロ、疾走する覚えやすいメロディ、そしてまさに涙を誘うドラマティックな曲展開。名曲を多く発表してきたSTRATOVARIUSのなかでも、屈指の名曲だと僕が思っている大作です(10分を超える曲なのです)
インカレVIDEOの“導入”には、この曲のイントロ部分を使用し、この曲の“疾走するメロデイアスな”根幹部分は、3日目の“8継”のBGMに使っています。そして曲の展開が劇的になっていくギターソロ終盤からエンディングまでを、総合優勝決定の瞬間に「ハメ」るよう、ちょっと工夫をしました。結果、かなり劇的なVIDEOに仕上げることが出来たと感じています。
今回、全部で14曲(!)のHRの名曲を使用しました。それぞれ、追々コメントしていくことにしますね。

VIDEOをつくりながら、「お前達だから出来た優勝だ!」ということを再認識しましたし、そんなリーダーたちの特性を活かす方向でコーチングしてきたこと、間違いではなかったなと実感することができました(大雑把にいえば、この数年間で、最も口出しすることが少なかったですね)。みんなのコーチで居られて、本当に幸せでした。

あ、VIDEOのフィナーレに示したGolden Words(格言ですね)は、Marauderみんなに捧げたものです。2011のリーダーたちも、壁にぶち当たったときに、是非思い出して下さい! 何れにしても、これからの新たな“チャレンジ”に向かって頑張って下さいね。
心から応援しています!!!

それでは!

2011年11月22日火曜日

EIGHT MILES HIGH

こんばんは


本日は、SP・MD2が午前中に”メイン”に挑みました。


 3R; 8X50m "DIE HARD"  1:00/1:15/2:00(R.)


SP・MD2は"プチ泳ぎ込み”を終え、スプリント的ワークアウトが早くも登場してきました。
皆、なかなかのチャレンジっぷりで、好タイムで頑張っておりました。
ちなみに、3R目はFrom Dive。2012シーズン始まって、最もlactateが高まった日だったのではないでしょうか....。素晴らしかった。


他方、DIST・MD1は午前中GREEN、そして午後には久々の"TOTAL ENDURANCE"プログラムに勤しんでもらいました。


 DIST; 6X400 "SHIFT CHANGE" / 6X300 "SC" / 
           7X200 "SC"
  MD1<F>; 5X400 "SC" / 5X300 "SC" / 6X200 "SC"


この2つのグループは、100毎に泳速度を高めていくことを要求する"SHIFT CHANGE"でセットを組みました。ラストの100は、DISTであれば1500だったり、MD1であれば400~200を意識した"スパート”をかけるような感じですので、結構ハードです。
全体的に、ちょっと苦労していたようでした。


 MD1<I>; 5X400 "SC" / 12X100 FLY BLUE / 
              12X100 FLY "DIE HARD"
  MD1<BR>; "ドリル系BLUEいろいろ”/ 12X100 BR BLUE / 
              12X100 BR "DH"


STK系のMD1たちは、SHIFT CHANGEのセットを1セットのみやって、後半はバタフライでのチャレンジをしてもらいました。エネルギーが枯渇してからの”DH”(しかもFLY...)は、この時期特有のもので、インターバルもあえて短く設定しています(1:30~1:50)。
ヘロヘロになりながらも、何とか頑張ってくれました。K-SUKEにも、新たな試みにチャレンジしてもらっています。まずは、とにかく泳ぐ泳ぐ...


ただでさえHARDな中長距離系TOTAL ENDURANCEですが、このトレーニングに、午前中に上記のメインをやってなお、参加してきた強者がおりました。午前も午後もメインとは、なかなかのチャレンジャーです。何より、気持がタフですね。


実際、相当きつかったようで、バタフライを泳いでいたときには、腕が上がっていないようにも見えましたが(爆)、終わってみれば、”この表情”です。きついとわかっていることに対し、自分の意志でチャレンジしてくるスプリンターたちの出現は、新たなMarauderの可能性を示すものかもしれません。


"泳ぎ込み”、まだまだ始まったばかりです
DRYへの取り組みも含め、ヘロヘロになるのを覚悟で頑張っているMarauderたち...その成果が示される日が来るのが楽しみです。
しっかりケアして、乗り越えていきましょう!!!


それでは!







2011年11月21日月曜日

PIECES OF EIGHT

こんばんは


WK8に突入しました。
いやしかし、先週は、トレーニングが基本1日1回だったにもかかわらず、BLOGを更新する”余裕”がまるでありませんでした。


今シーズン、BLOG記事更新については、いただけない状況が続いていますが、それだけ、”現場”では気合いを入れていると思って頂ければ...と願います(実際そうです!!!)


さて、新たな週に入り、今週から6週間”詰めて詰めて”の泳ぎ込みが開始されました!
とっても大雑把にいえば、たとえばDIST・MD1は、4週間量的負荷、2週間質的負荷をかけ続けることになります。


その1週目、今朝は血液検査と体組成検査からのスタートとなりました。体組成をざっとみると、初回のようなちょっとした混沌は消失したものの、全体的に『大きい』からだが特徴的という結果が示されました。率直に言うと、大分『太って』います。
トレーニングを思い切りしながらの巨大化なので(微々たるものですが)、現状では目を瞑れる範囲ではあります。
”これから!!!”というときに、げっそりしていられる方がどちらかというと厄介なので、”問題なし”というべきなのかもしれません。


SPMD2は、午前中にパワー系dry(by Abeちゃん)を実施、午後にはBLUE中心のEndurance Workに挑みました。
DIST・MD1は、午後練の前にガッツリとDRY(含;新種目)に取り組んでもらい、その後、きっちりとボリュームワークBLUEに勤しんでもらいました。彼らのDRYの取り組みが、少し変わって来たように思います。僕の方も、『これは難しいかな...』と思えるような新たなworkoutを採用し、皆の潜在力活性化に努めていきたいと思います。


あ、先週からMD1生がまたまた増えて、結果、DIST3人、MD1<F>3人、MD1<I>4人、MD1<BR>1人の計11名になりました。1年生の”決意”がひしひしと伝わってくる今日この頃。当然、4年生も気合い入りまくり。負けじと3年生もやるべきこと、そしてそれ以上のことに取り組んでいます。
極めて”真面目”な最近のMarauderたち、五輪のシーズンに、”どれだけやれるか”、僕も真剣に”挑んで”いきたいと思います!


あと、”今週末”に向けて、かれこれ2ヶ月くらい、頑張り続けてきた成果がようやく目に見えてきました(僕の時間を奪う最大の原因かも...)。”今度のモノ”は、なんとも壮大で、ファイルサイズが10GBを超え(AVCHDです)、再生時間も何と50分を超える長編になってしまいました。
週末”サンプラ”にいらっしゃる方々は、楽しみにしていて下さい!
今回は、来場していただいた方全員に、DVDを謹呈させていただく予定です!


それでは!(文字だらけですみません!!!)



2011年11月14日月曜日

THERE GOES MY HEART

おはようございます


World Cupおよび"The Race"の2日目が終わり、6週目が完了しました。


WCでは、1日目の(比較的)好調をキープできず、本人の想定よりも遅いタイムとなった者が散見されましたが、それはどうやら"The Race"のほうでも起きたようでした。
単発的に良い泳ぎ、良いチャレンジができても、それを維持することが出来ない状態にあることを認識したMarauderは少なく無かったかもしれません。
あとは、レースという”本番”において、どのように”頑張る”のかというイメージがないまま終了してしまっているケースもみられ、「ただただ練習をする」という状態から脱却できていない者がいるのだな...ということも感じました。
僕自身も、やるべきことをたくさん発見できた、良い”機会”となりました。


さてさて、そんな中、決勝1発目で、YOHEIが快泳を示し、見事優勝を勝ち取ったこと、みていたMarauderたちにも大きな喜びを与えたことと思います。
Warm-up中に「重い」と感じたようでしたが、それを何とか慎重なアップで改善し、ベストタイムには届かなかったものの、現時点で出来る最高のレースに繋げた点は大きな成長ですし、高く評価できる点といえます。


また、ちょっとしたアドバイスを活かし、最後にようやく納得のいく泳ぎが出来たと語ったYAMATOも、『何か』を掴めたろうし、苦手な短水でのチャレンジのなか、ライバルに突き放されたなかで課題を見つけたであろうSHINRIとKENJIも、収穫があったものと考えます。後、連戦連戦のなか、最後にまた3位入賞に漕ぎ着けたMASAFUMIも”さすが”と唸らされるものがありました。


ここまでの段階では、これまでにない「立ち上がりの早さ」で展開してきたプログラムのなかで、可能な限り丁寧な”泳ぎづくり”を追求してきました。
「いつもよりもやってきたし、意識を高く持って集中してトレーニングしてきた」という自負を持つMarauderは少なく無いと思います。
手応えを掴んだ者もいれば、大きな課題をみつけ、今後の糧に出来た者も居ると思います。うち拉がれる結果だった者は、少なくとも僕から見て居なかったと思います。


それぞれには、”最大チャレンジ”を要求しましたが、立ち返れば、まだまだ準備の段階だったわけです。


今週からは、2nd Phaseに入っていきます。
いよいよ、本格的な”泳ぎ込み”が開始されることになりますし、ここからが”勝負”になっていくことでしょう
これからのトレーニングにおいても、この6週間で「やろうとした”丁寧な泳ぎづくり”」は忘れないようにしていきましょう!


noodle      noodle      noodle      noodle      noodle 

Marauderブログで、JUNPEIが”油そば”を紹介していたことがありました。
僕も、東小金井「珍々亭」や稲城長沼「三歩」などで食することのできる油そばには目がありません。


昨日、何回か訪れたことのある南大沢「縁」に再訪しました。
ここにも「油」があったので、チャレンジしてみました。


なかなかのものです。
豚骨ラーメンの店なので、それ系特有の臭みを若干感じましたが、比較的味付けが濃く、混ぜ合わせると良い感じになります。一般的には、ちょっとしょっぱいと感じる方のほうが多いかもしれない、という味わいでしたが、おそらく日頃激しいトレーニングを積んでいるアスリートには好まれる味だと思いました。


油そばにも、『濃い・薄い』『深い・浅い』『濃厚・淡泊』があるのだな...と、いくつかの「油」を思い浮かべながら、帰路につきました。


それでは!

2011年11月10日木曜日

MAKE A DIFFERENCE

こんばんは


週の後半は、週末のWorld Cupを軸としたプログラムになっています。残念ながら、同大会への出場が叶わない者たちは、中大プールで”THE RACE"に挑んでもらいました。


週後半の初日、木曜日には午前GREEN、午後BLUE to PINKのEndurance系トレーニングを行い、金曜日は朝にGREEN(からBLUE)のトレーニングをきっちりこなし、週末の"チャレンジ”に臨んでもらいました(DIST/MD1)


週末の貴重なChallenge Dayの初日(土曜日)、先ずは中大に向かい、"The Race"をプロデュース(?)してきました。
テーマは、"World Cup"組に負けないチャレンジ!


朝早い時間帯、1時間に2種目のチャレンジ...その中で、YOSUKEが「ほぼベスト」の泳ぎを見せました。そして、「たぶんベスト」の力泳を見せたのが1500復活を目指すSHINTARO。


立ち上げの早いプログラムを行ってきた結果、通常は立ち上がりが遅い中長距離選手がなかなかの泳ぎをみせ、逆にSP系の選手は泳ぎ込みによる疲れにより「キレ」がちょっと足りない泳ぎになるという、比較的わかりやすい傾向が出ていました。
それでも、多くのMarauderたちが、しっかりと”チャレンジ”をしている様子がうかがえ、安心感をもって辰巳に移動しました。


到着後、早々のレースが400FRの予選でした。CHIAKIとKOHEIが生涯ベスト記録を更新する快泳を見せてくれたほか、週はじめのT-30では少し苦しんでいたYOHEIが決勝にコマを進める好タイムで予選を泳いでいる姿をみて、中大で確認できたことを、ここでも再認識することが出来ました。


決勝の舞台でチャレンジをしたのは、YOHEIのほか、エースSHINRIとWorld Cup転戦が続いているMASAFUMI(今日も合計4レース!)でした。
SHINRIは、特にターンやその前後のテクニックに課題を残しましたが、YOHEIは生涯ベストまであとわずか!の好タイムで3位入賞を果たし、昨年のこの大会の雪辱(最下位だったようで...)を果たすことに成功していました。
2種目にチャレンジしたMASAFUMIは、公言どおり狙っているという100IMで3位入賞に漕ぎ着けました。


課題が残ったMarauderも、明日にまた”チャレンジ”があります。World Cupが今日終了した選手は明日中大で"THE RACE"、逆に今日中大で挑んだ者で、明日のみWorld Cupに出場という選手もいます。
気になった選手とは話をしましたし、次に向かって【何とか】してくれることでしょう!
何と言ってもこの時期のこのチャレンジは貴重ですから。


「今だからこそ!」の、言ってみれば”大胆な”チャレンジを行っていく...
その上で、何らかの「結果」を残し,次に繋げる...。
明日も期待しています!


それでは!!!











2011年11月9日水曜日

SIX DEGREES OF INNER TURBURENCE

こんばんは


WK6、2日目が完了しました。
T-30開けの本日は、午前中にDIST/MD1がGREEN、午後には全員でMain Workoutに挑みました。DISTはさすがにやることが異なりましたので、”独自”のトレーニング(3R x 13 x 100m DEC BLUE TO PINK)を行いました。その他大勢は、”この時期”であることを活かし、同じメインに取り組みました。


 MD1/MD2   3R x 12 x 25m on 30,35,40(R.)
 SP   3R x 9 x 25m on 30,35,40(R.)


というスプリント系トレーニングです。


かねてより、僕がSP系のコーチであれば「こうするだろう」というアイデアはいろいろとあるのですが、25m単位でのトレーニングバリエーションもそれらのうちにひとつといえます。
25mといえば、夏の遠征中に、AUBURN大学のBrett Hawkeコーチ(かの有名な"スプリンター養成コーチ”ですね...)から、25(m or yard)単位の激トレーニングを大いに活用しているという話を聞きました。


個人的には、それを中長距離選手やBR選手に活かす手法をいろいろと考えているのですが,今日は全体練ということで、割と「ひねり無し」で処方しました。これって、簡単に頑張れそうなトレーニングに思えますよね...。


ところが、25mという距離の中で良い泳ぎを全力で出来る者もいれば、なんとなく頑張りきれずに終わるという者もいるし、『追い込む』ことが出来ない選手も出てきます。かえって泳ぎがわかんなくなる者もいたし、短いが故に力んでしまい、あっという間に動きがわるくなった、という選手もいたようです。
さらにさらに、全員で”イッキ”にやったため、もんの凄い波が立ち、結果、良い泳ぎができずに苦しんだり、はたまたそんな環境に心を折られてしまった者も散見されるなど、様々な反応がみられました。


ベタな意見ですが、『まわりの環境を変えることは凄く難しい。だけれども、自分自身の考え方は、実は簡単に改善することが出来る!!!』ということ、やはり再認識すべきでしょう。
環境の悪さというのは、自分自身をより良い方向に変えてくれる”チャンス”かもしれません。挑むべき試練なのかもしれません。悪さを理由に、大切な『気持ち』を切らしてしまうこと...あり得ることですし、理解もできます。ですが、それで本当に”闘える”のでしょうか....


見定める方向が一緒であるとき、それを見る場所や角度を変えるだけで、いろいろな発見があるものです。自分では、最高と思ったことも、『そうでもない』と思えるようになり、以降、より素晴らしいアプローチをするようになることもあるだろうし、小さいことを気にして頑張ることや泳ぎに意識を集中出来ない自分を振り返ってみると、『何でそんな状態だったのかな』と思えることもあるかもしれません。


こういったことは、トレーニングのみならず、チーム内の人間関係についても同様かもしれません。『他人の気持ちを動かすのは難しいが、自分自身を変える事は簡単』だったりするわけです。
Marauderが、”より良いチームにしたい”ということを学年に関係なく、全ての選手が心から願い、そのために自ら努力する、素晴らしい”個”の集まりであって欲しいと思います。


強い”思い”は一緒のはずだし、その思いの実現のために、Marauderひとりひとりが出来ることといえば、”問題”が生じたとき、あるいは何らかの"気付き”があった場合には、やはり率先して『自分を変える』ということになってくるでしょう。


”チームワークの改善”ということ、学年の枠を超え、それぞれが努力するよう、「今の内から」取り組んで欲しい...ですね


それでは!!!

2011年11月7日月曜日

SIX A.M.

こんばんは


6週目に突入しました。
今週は、基本路線として2/2/1/2/1+DRY&ストレングスという通常のスケジュールで展開し、週末はワールドカップ出場という、レースを含めた強化weekとなっています。1st Phaseの”締め”にも相当する重要な週といえます。


先ず本日の午後は、皆のアドレナリンが,実際のレース以上に分泌されるかも!?の心境となる、過酷なチャレンジ、”T-30”でした。


結果、LIFE TIME BESTの樹立に成功した者が23名中7名、昨年のこの時期を上回った者が9名と、半数以上の選手に良好な結果が認められました!
写真は、ベストを出して勢いに乗る1年生軍団。中でもTSUTSUは、100m近くの更新という、大躍進を果たしました! この4人以外では、Kenji、Chiaki、Takumiが生涯ベストをたたき出す快泳を見せてくれました。


うまくいかなかった連中の多くは、「途中までは凄く調子が良かった」というコメントが多く、『今、改善使用としている泳ぎ』が途中まではできたが、その泳ぎで泳ぎ切る泳力がまだ無い...という状態にあるようなので、『この段階』としては、良い傾向にあるのかな...と感じました。
今目指している泳ぎが、何れどんなに辛い時でも再現できるように、努力していけば良いだけですから...


◇       ◇       ◇       ◇       ◇


さて、昨晩は、毎年招待していただいている、母校である世田谷SS招待記録会のレセプションに参加してまいりました。
毎年思うことですが、恩師である村尾先生の熱意、そしてそれを支えるコーチ陣の頑張りが伝わってくる会であるし、半ばスイミングクラブの同窓会的な感覚で楽しく参加させていただいております(毎年、生ビールサーバーをやっております)


今回、村尾先生とお話をして、僕が,毎回のトレーニングに足を運び、きちんと選手の様子をみながらコーチングにあたっているのは、僕を育ててくれた村尾先生が、全てのトレーニングを(相当)『厳しい目』でみてくれ、絶対に手を抜かないコーチングを受け続けたからだと再確認しました。致し方ない事情を除き、現場に居ないのにコーチング...ということ、基本的には考えられないことです。
そして、選手に対して『熱く』そして『厳しく』、『真剣に』接してくれた経験があるからこそ、今の僕もがあるのだな..とも感じました。


レセプションの後は、ご覧の色男コンビ(Head Marauderの親友コーチお二人です)、KISSやマイケルジャクソン、ボズ・スキャッグスの名曲をBGMに、貴重なお話をうかがうことができました。(僕は、音楽情報を提供するのみでしたが...)
有意義な時間、ありがとうございました!


それでは!!!



2011年11月5日土曜日

EYEWITNESS

こんばんは


最近は、週明けに1回、Marauderたちに伝えたいことのみを記すBLOGになっており、”Marauderの今”がなかなかお伝え出来ない状況が続いておりました。ひとえに、僕に余裕がないために起きたことです。(ごめんなさい...)


まずは、「Marauderたちは今必死に頑張っている!!!」ということは改めてお伝えしたいと思います。
先ほど、みんなで挑むMain Workoutを終えたばかりですが、いやいや、よく頑張っていました。
今日のメインの内容については、以下のよーな感じです。
 DIST; 4 x 8 x 100m  1R-BLUE,2R-PINK,3&4R-"BEST AVE"
 MD1; 4 x 8 x 50m "DIE HARD"
 MD2; 4 x 6 x 50m "DIE HARD"
 SP;  4 x 5 x 50m "DIE HARD"


インターバルは、”比較的短め”で、50秒~1:20程度で実施しました。よりショートインターバルで実施した先週よりは、1ランク上の泳ぎが出来ていたように思います。


全員で挑んだメインでしたので、波も相当なものでしたが、そういった事を言い訳に”きれる”者はほぼいなかったように思います。
その点からも、Toughに頑張れていると思います。


また、今週初めに実施したカーブテストでは、ほとんどの者が過去の同じ時期のデータを上回る能力になっていることを示す結果が得られています。なかにはLIFE TIME BESTを樹立したり、V4(V-OBLA)の最高値を示す強者もおりました!
”立ち上がり”については、ほぼ予定どおりに、そして「良い感じ」で行われています。


ちなみにほとんどの者が、「どこかが痛い...」と言っています。かなりの筋肉痛やハリを伴ってのチャレンジになっているわけですが、やはりそれを理由にダメになるという者、例年より少ないように思います。


というわけでして...本当によく頑張っています!


 noodle      noodle      noodle      noodle      noodle 


ラーメンも、随分と持ちネタだけを増やしてしまい、なかなか紹介できずにおりました。
今日は変わったところで(多摩八王子ではないという意味で...)、つくば方面を訪れたとき(実は良く行きます)にいただいた美味しいラーメンを紹介します。


 TXつくば駅から歩いての訪問も難しくない場所にある「麺や」というお店。東京に出店しても成功するのではないか...というなかなかのラーメンを提供してくれます(といっても、メニュー全てを試したわけではないですが)。
魚介豚骨系の味噌ということになるのですが、魚粉は入っているものの、どちらかというと豚骨系の要素が色濃くでている印象を受けました。味噌ラーメンとしては、「かなり好みの味」に近く、近場のお気に入りである「ラーメンおやじ」(相模原)同様のクリーミーかつコクのある味噌ラーメンを堪能できます。
 また、「海老香味ラーメン」という味噌の別バージョンにもチャレンジしましたが、これまた八王子の「樽座」を思い起こさせる逸品でした。海老の風味はこちらの方が強いかも。
 ただ、何れも少々味が薄く、比較で出した2軒に比べると、物足りなさを感じました。味噌のつけ麺にもチャレンジしたことがあるのですが、個人的には、このくらいの味の方が好きかも(実際、スープ割りなしで丁度良いと感じたくらいでしたので...)。
 何れにしても、再訪したいと思わせてくれるお店といえます(いわゆる油そばである、「まぜそば」にも是非チャレンジしてみたい!)。


それでは!