2012年10月30日火曜日

THE NEW ORDER

こんばんは

5週目に入りました。
トレーニングのペースは依然として変わらず、「陸トレ中心+スイムはドリルワーク中心」のスタイルで攻めています。それでも、トレーニングは、量・質共に漸増しています。


月朝は、おなじみバイク・ヒルクライムトレーニング
程久保の激坂,ナンペイ坂(写真右)、平山峠を含む中大周辺の名だたる急勾配の坂を一通り制覇してきましたが、Marauderたちにも、少し余裕が出てきたように思います。まもなく訪れるイベント的トレーニングに向けて、着々と準備は進んでいます。
その後、エアロビック主体のスイムトレーニングに移行しました。

その午後には、今シーズン第1回目のLactate Curve Testが行われました。
昨シーズンよりも(特に中長距離陣は)顕著に泳ぐ距離が減った中でのテストでしたので、このカーブテストから導出される、いわゆる”泳力”も顕著に低下していることが推察できましたが、僕が思っているほどの低下ではなかったことが興味深かった。無論、今”闘える”という状態にある者は非常に少ないことには変わりませんが...。

新たなチャレンジを重ねる今シーズン、その”出足”を泳力のみではかってしまうと、かなり「悪い」と言うことになるかと思いますが、これまでにない基礎能力の積み重ねが、何れ「泳ぎ」に転化させていく予定です。


迎えた本日は、午前ウエイト、午後ドリルワーク+ベーシックEN(GREEN)という構成で頑張ってもらいました。
午後のスイムは、少しばかりの”レクチャー”をスイムトレーニングのなかに盛り込み、泳ぎについて「考える」機会を設けています。泳ぐ量に拘らず、その質の改善に,今は力を注いでいる感じですね。

陸トレが多く、スイムのトレーニングが少なく、泳ぎのテクニカルな解説やドリルワークが多いことについては、”狙い”があります。そこに気づき、自ら「踏み込んで」トレーニングを行える者には、成功しか待ち受けていません。このような形態のトレーニングのなかでも、積極的になれないのだとしたら、良い結果は望めないかもしれません(ひたすら泳ぐ方が良い結果を期待できるでしょう!)

全てを新たな刺激として素直に受け入れ、かつ、そこから得られるヒントを自分の泳ぎにいち早く昇華させことに成功した者は、昨シーズンとは全く異なるアプローチではありますが、”世界に挑戦”する切符を手にすることでしょう!


ところで...
Marauderには、こんなことが出来る者が居ます。
すごいね。



videoづくりも頑張っています。
間に合うかな~...



それでは!!!




2012年10月27日土曜日

WHEN I SEE YOU SMILE

こんばんは

4週目が完了しました。

まずは、DとMD1。木曜日は、午前中ストレングストレーニング、午後は”ドリルワークGREEN”。金曜日はバイクヒルクライム+BLUE系スイム。そして本日は午前中にストレングストレーニング+リカバリースイムという構成で、週後半を頑張ってもらいました。


ストレングストレーニングでは、通常のトレーニング期とは異なる種目を多く取り入れ、様々な筋群に”刺激”を入れています。

1年生は特に、「初めての種目」だらけですし、それらが彼らの筋力の向上以上の、”基礎能力の構築”に、かなり貢献していると考えています。さすがは、馬場先生。

さて、お次は”ヒルクライムトレーニング”。
昨日は、ルート2に沿って、多種多様な坂を攻めてもらいましたが、この日のクライマックスは、ネット上で「百草園よりキツイ」と評判の”高幡不動の激坂”と呼ばれる(僕は、三沢の激坂と言っています)、かなりきつめの坂を頑張ってもらいました。
ご覧のとおり、"三沢激坂”の序盤には、キツ~イ勾配に対する歩行者のための配慮として、階段が設置されているような箇所が登場します、インを攻めれば、勾配30%近くに達すると思われます。住人の方々は、本当に苦労するだろうな~..と思いました。
しかし、ネットの評判とは裏腹に、多くのMarauderは、百草園の方がキツイと言っていました。Marauderたちは、徐々に急勾配の坂になれてきています。そして、彼らの身体のなかで、徐々に”変化”が起きていると感じています。


他方、SPたちは、金曜の朝に、”メイン”に取り組んでいました。
この日は、FRでのハードセットでしたが、意外にも(?)、Yujiくんがなかなか強かったです。
終わった後は,ご覧の表情。

それぞれ、シーズンの早い時期から、”チャレンジ”しています!!!


★     ★     ★     ★     ★

本日は、上級コーチ研修に参加してきました。
”インプレッションコーチ”によるレクチャーでは、(主に)「好印象を相手に抱いてもらうためのコツ」を伝授してくれました。
これまでにないくらい、もの凄い勢いで場内が盛り上がっていましたが、僕の周りのコーチたちは、「これはコーチングにはつながらない」と、些か厳しいご意見。でも、僕も、「確かに」と、思ってしまいました。

ちなみに、インプレッショントレーニングの成果を、ライバルチームのコーチが披露してくれた
”決めショット”です。
今日の講師は、この悩殺ショットをみて何と思うことでしょうか。


それでは!!!





2012年10月24日水曜日

RUN TO THE HILLS

こんばんは

DIST・MD1・BRたちの昨日は、早朝にストレングストレーニング、午後はドリルワーク中心、レクチャーつきのエアロビックワークアウトという構成でした。何れも、「この時期ならでは!」のものに設定していますし、コーチング内容も、「基礎づくり」のためのものとしています。
これが絶対!というものを伝えるというよりは、何らかのヒントになってくれればな~...と考えています。

今朝は早朝バイクトレーニングから開始。
既報のとおり、中大のまわりには、チャレンジしがいのある、適度な距離の激坂がひしめいていますが、今日からは、総走行距離、”激坂”の勾配と急勾配部分の長さを勘案して作成した3種類のトレーニングルートに対し、全力で挑んでもらうことにしました。

今日の”ルート1”の目玉は、激坂好きの方々の間でも有名な百草園通り。
推定最大勾配が29%程度に達している部分もある、短いけど壁のようにみえる坂です。「これは坂ぢゃね~よ!」と嘆いていたメンバーも居たくらいです(ただ、写真ではその凄さはあまり伝わらないですが...)
今回は8割程度のメンバーがシッティング登坂に成功。数名は砕け散っていました。
そのほか、様々な場面で「ガッツ」を見せていたものがほとんどでした。
ルート2ルート3もなかなかの内容だと思います。期待を胸に、少し「想定」しておいて下さい。


スイムについては、バイクトレーニングの直後から開始され、3000mのEN2系トレーニングを含む、6000m弱のマイルドな内容としました。ただし、バイク+スイムの連続的なトレーニングだからこそ、もらえる宝が多いと考えています。
それぞれの量・強度が徐々に高まってきていますが、負けずに頑張っていきましょう!
(あ、あと、バイクの整備をしっかりしておいて下さい)



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最近のラーメンリポートは、二郎インスパイア系が多くなっていますが、今日も「それ系」でいきます!
本日、ストレングストレーニングに関するミーティングを馬場先生と行うため、八王子を訪れたのですが、その帰り、「いつか試そう」と思っていた、噂の「樽ジロー」にチャレンジすることができました。

ランチに限定10食という、見た目がまさの”それ”のこのラーメンは、僕のお気に入り「樽座」の子安店(八王子のほぼ駅前ですね)で堪能できます。

総重量が1kgを越えるのに¥650という値段(しかも半ライスつき)は、かなりのハイコストパフォーマンスといえますね。デフォルトでこのボリュームは、インパクト的には二郎野猿街道Ⅱを凌駕する!?  ヴィジュアル的にも、良い感じでしょ?

どっか~んと乗っている野菜は、ただボイルしただけのものの上に、味が染み込んだ野菜を乗せてくれています。そして最上段にまぶされた”白いもの”は、ニンニクでも鶏の挽肉でもなく、何とミンチ状になった「背脂」です。これがなかなかに良い。

ここの醤油ラーメンのスープやチャーシューは、そもそも好きなので、とにかく好印象。二郎よりも、もっと醤油の旨さを感じさせてくれますし,背脂特有の”甘い感じ”のラーメンはなかなかの完成度。
ただ、この量を把握していなかったこともあり、ランチサービスの半ライスまでもらってしまった結果、近年希にみる満腹感に襲われる結果となりました。麺に辿り着くのにも結構時間かかったし。ただ、Marauderたちであればちょうど良いか、少ないのかもしれません。

樽座といえば味噌(海老の風味が最高!)だし、新たに増えた醤油(煮干し系が出来たようですね)も食したいので、今度「樽ジロー」に挑戦するのは相当先のことになるかもしれません。

というわけで、僕は気に入りましたが、淳平と晋太郎はどうかな。

それでは!

2012年10月23日火曜日

LEARN HOW TO LIVE

こんばんは

4週目となりました。
早朝DRYから始まる月曜日は、午前中はどちらかというとDRY主体、午後はスイム主体の日となっています。
DIST・MD1のDRYは、WUPとしてタグラグビー40分、自重負荷系のDRYを40分程度実施した後、今朝のメインとして1500m走にチャレンジしてもらいました。


中学時代は陸上もやっていたという佑馬に期待が集まりましたが、残念ながら松尾直弥が持つ中大記録(4:40.2;2008) を塗り替えることは出来ませんでした。
しかし、水泳では味わうことが難しい高刺激な課題ではありますが、競泳同様のレース展開を示す者ばかりではなく、「驚きの」走りを見せる者も居り、なかなかに”発見”が多く見られた朝練となりました。6:15から始まったDRYも、ミーティングなどを挟んだこともありますが、終わる頃には9:00近くとなっていました(結果、予定していたスイムを2000m位カットしました...)。

午後には、ドリルワーク+BLUEという感じのスイムを実施しました。BLUEといえど、ドリル課題をキープしながらPRをコントロールするという、やはりこの時期ならではのワークアウトに勤しんでもらいました。
少しずつ、「思い通りに泳げない」者もでてきていますが、それでも、技術改善を目指し、高い意識で泳いでいる者がほとんどだったように思います。


◆    ◆    ◆    ◆    ◆

先週末は、日本水泳・水中運動学会に「お勉強」しに行ってきました。会場となった福岡大には12年ぶりに訪れました(その時も当該学会に参加)が、すっごく綺麗になっていましたね。
一般発表のみならず、プールサイドで「実践的発表」まで行われるスタイルを貫くのはこの学会の特徴といえるかもしれません。
水泳研究も、若手が頑張っているな~...と感じましたが、僕と同世代の研究者たちが、もう「師匠レベル」にある発表をしている姿に、感慨深いものも感じました。
何れにしても、期待どおり、非常に勉強になったし、多くのヒントをいただきました。ただその一方でちょっとだけ気になったのは、12年前には少しみられた、「現場のコーチ」(研究者を兼ねていない)の数が減ったようにも思ったこと。国際学会の招聘を目論み、さらに進化しようとしているこの学会は、より学術的に、専門的になっているし、高水準の学会になっているように感じましたが、そのことにより、本来は密接に関わり合って欲しいコーチング現場と研究の場の”乖離”が進んでしまうようにも感じてしまいました。


さて、初日の夜には、1年に1回の「半熟会リターンズ#4」が決行されました。”半熟隊”に参画していたメンバーの現在は様々で、僕のように「コーチ」として活動している者もいれば、日本が誇る研究者として国内外で活躍している方もおり(後者のほうが多いようにも思いますね)、何れにしても、今の水泳界には欠かせない強者揃い、という気がしました。
今回は、この学会の後ということもあり、「半熟隊」のメンバーのみならず、現場でコーチングも行っている水泳研究者の皆さんにも参加していただけたのも大きく、様々な話を聞くことができました。
こちらは幹事の新潟大・大庭先生(笑)。

薬院駅近くの「もつ将」さんで、美味しいもつ鍋と餃子をいただきながらのこの会は、相変わらず、異様な盛り上がりを見せてくれました。学会も当然勉強にはなるのですが、こういった場も数多くのヒントで溢れていましたし、何より楽しい。
僕的には、もっともっと、コーチング談義もしたかったのですが、少し時間が足りなかったかな~。



ちなみにラーメンは、福大そばのこちらのお店でいただきました。やや薄めのとんこつラーメンは、飽きの来ないような味でした。
当日、食い過ぎの状況に近い僕にとってはちょうど良かったですね。
ごちそうさまでした。


それでは!

2012年10月19日金曜日

STAY TOGETHER

こんにちは

3週目のトレーニング、順調に進んでいます。

「ウエイト」して、「走って」、「こぐ」ことが中心となっているMD1、DISTですが、スイムの方は、ドリルワーク中心、”新たな発見”をしてもらうべく、いろいろと考えて進めています。

金曜日の朝は、全員が一堂に会する唯一の日となっているため、先週に引き続き、SPたちの練習に混ぜてもらう形で、「全体練」としました。
機会が少ないが故に、皆で頑張れる機会を心から楽しんでいるように思いました。

ちなみに、”バイクトレーニング”の方は、水曜日にはこ~んなルート、本日はこのようなルートで頑張ってもらいました。
特に前者では、先週Marauderたちを苦しめた「平山峠」(仮称)を序盤に配置し、Marauderたちが暮らしている南平のなかで、最急勾配を誇る(ピークで28%くらい)激坂(仮称「ナンペイ坂」)を筆頭に、15~20%程度の急勾配の坂を短距離ではあるものの複数を含んでいたため、相当きつく感じたようです。ちなみに、この”ナンペイ激坂”で「無念の足つき」をした者が1/3程度みられたようですので、そのうちリベンジしてもらおうかと考えています。


本日は、登りながらも楽しめるだろうということでルートに取り入れた「いろは坂」(斜度的には楽ちんな部類ですね)を中心に、比較的マイルドな構成としたため、選手達には比較的余裕があったように思えました。




◆     ◆     ◆     ◆     ◆


先日、Marauderチームトレーナーでいらっしゃる八木先生が勤めていらっしゃる東京西徳州会病院にうかがいました(僕自身に”不具合”があったため...)。
「怪我のない世界」を追求する八木先生は、睡眠時間や食事時間を削ってまで、患者さん1人1人に丁寧に対応しています。Marauderたちにとっても、本当に便りになる存在です。


その帰りに寄った店です。
拝島駅そばの「心麺」というお店なのですが、二郎インスパイア系と思わせるこのビジュアル、やはり豚の背脂が決め手となる、甘い感じの豚骨醤油に仕上がっています。やっぱ、背脂って最高。
実は池袋大勝軒直伝の「角ふじ」系のお店だそうです。どちらかというと、先日リポートしました「麺でる」に近い味ですね、二郎というよりは。ちなみに、角ふじ系のラーメン屋は、千葉や茨城に多いようですね。茨城・谷和原インターそばの「角ふじ」で食したラーメンも、こんなような味だったかと記憶しています。うっすらとした記憶ではありますが、比較すれば、今回の心麺の勝ちですね。
現在のニッポンに住んでいると、いろいろなタイプのラーメンが楽しめますね。素晴らしい!

それでは!!!

2012年10月15日月曜日

RUNNING WILD

こんばんは

WK3に突入しました。
今朝は、久方ぶりの血液検査。
そして皆が気にする”体組成”の測定を行いました。

先週から始まった肉体改造計画の、preデータといえるものを測ってみた...という感じです(ま、ほとんどの選手が”肥えて”いたようです....)。

午前中は、DRY中心のワークアウトです
SP、MD2は阿部コーチのDRYを体育館で頑張ってもらい、MD1、DISTは陸上競技場でペア系のエクササイズ(Self Weight)に勤しんでもらいました。

SPたちは、その後、スイムトレーニングを行っていましたが、中長距離+BR勢は、全力スプリント走にチャレンジ。
400m走では、佑馬が58秒台でトップ。4年前に(桜井)佑紀が叩きだした57秒には届きませんでしたが本日のトップでした。

その後、200m走によるリレーを敢行。400のダメージが抜けないなかでの実施でしたが、皆相当楽しみながら頑張っていました。
とはいうものの、その2回の全力走後に嘔吐する者も出るなど、スイムトレーニングではかけられないような高負荷がMarauderたちにはかかったものと思います(それが、狙いなんですが)。

午後は、何れのグループも基礎的なスイムを「少し」実施(SPたちにとっては凄い量、ということになるかもしれません)しました。
なかなかに、クオリティの高いドリルワークを展開してくれました。
素晴らしい。


なお、先週から始まった、バイクトレーニングの「ルート」をアップしておきました。4年前にも、今回同様のサイトを使って、ルート報告をしてきたのですが、そのサイトは残念ながら閉鎖されており、見直すことは叶いませんでした。先週の月曜日がこちら。そして金曜日がこちらです。実際に走ったMarauderたちには、ルートの復習をしておいて欲しいと思います(坂の勾配も出てくるので、ちょっと便利です)。

明日も、朝からバイク+ウエイトです。
引き続き、「今シーズンだから、チャレンジ出来ること。」を追求していきます。

それでは!!!


2012年10月12日金曜日

CLIMB THE GATE

こんばんは

WK2のプログラム、順調にすすめております。
スイムについては週6,つまり1日1回練習ですすめてきましたが、そのほかに週3のウエイト、週2のレクチャー、週2のバイクトレーニング、週1のラントレーニングを展開、新たな刺激で溢れた週になったかと思います。


本日のバイクでは、比較的きつめで長めの坂4カ所を含む15km程度(約1時間ですね)を走破してもらいました。
右の写真は、多摩動物公園付近から、お隣明星大学に通ずる、通称「チャルメラ坂」に挑む選手達です。
こちらは、平山城址公園駅付近から南陽台に抜ける、ちょっとした抜け道の終盤に登場する急勾配部分、”プチつづら折り”を抜けたあたりを、”ダンシング”せずに必死に挑むMarauderたちの様子です。瞬間的に相当なパワーが必要となるこの坂に、パワー面で男子に劣る毬沙や有加里、自転車初心者(?)政樹も必死になって挑んでいました。


ウエイトでも新しい種目が続々登場し、やはり皆新鮮な気持ちで取り組んでいます。DRYについては、内容的には”まだまだ”なので、スイム後に、自主的にチンニングをやっている姿が目立ちました。ちなみにこの写真は、ようやくチンニング「らしき」動作が1回できるようになった有加里さんです。ここまで来るのに半年かかりはしましたが、大切な一歩といえるでしょう。

日々激化する「筋肉痛」に対処しながら、選手達自ら、新しい扉を開きに行ってもらうため、レクチャーも「新ネタ」を含めて展開しています。昨日は、「バルクアップするために必要な知識とコツ」と、「バルクアップを実現するための食事法とエルゴジェニックエイド」という観点で話しをしました。
特に後者の部分は、僕が実際に指導をすることが難しい部分ですし、選手達の理解とモチベーション向上が必須となるため、丁寧に話をしたつもりです。あとは、「拘って」遂行できるかどうか!というところですね。

スイムについては、「たいしたこと」はやっていませんが、割合的には肩胛骨系ドリルとスカーリング系ドリル実施の比率が高いプログラムが中心となっています(D・MD1の場合、ですが)。

そんななか、今日は、MD2・SPを含めた「合同トレーニング」を行ってもらいました。開始期ながら、良い雰囲気のなか、トレーニングはすすめられました。
Marauderにおいては、SPからDISTまで、同一のトレーニングをやることは「珍しい」のですが、今日のようなトレーニングも、[この時期ならでは!]のものといえるでしょう。

それでは!

2012年10月8日月曜日

RIDING ON THE WIND

こんばんは

WK2に入り、いよいよ各プログラムが”始動”となりました。

MD1・DISTは、朝のミーティングの前に、バイクトレーニング。2年おきにやっている"始動期”の名物トレーニングですね。
今日はかる~く1時間程度。日野から八王子にかけて点在するいくつかの坂にチャレンジしてもらいました。
途中ではぐれてしまった者もおりましたが(汗)、まずは軽く足慣らしをしてもらいました。徐々に勾配的に”激しく”なっていきます... 乞うご期待。

ミーティングの後には、体育館DRYを1時間程度。その後、今日から発動した”プログラム”の解説を、レクチャースタイルで展開するという、濃密な3時間20分を過ごしてもらいました。
通常、「レクチャー」の部分がスイムになりますが、今日のところは、スイムは午後のみということにしました。

基本は楽しく。
この点については、バイクも、今日実施した「変わった」DRYも、今居るMarauderたちには、『初めてのこと』が多かったと思います。
結果的には頑張ってもらうのですが、「新しいことに挑戦するワクワク感」を大切にしていって欲しいと思います。

なお、Phase1と称される、「始動期」のトレーニングについては、僕のグループと、HEAD MARADUERのグループ(SP・MD2)とで、かなりプログラムの展開が異なっています。そのため、しばらくの間は、前者を中心としたトレーニング報告になることが多くなりそうです。



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多摩セン駅近く、かつては「天童」という有名店があったその跡地に、新しいラーメン屋が出来ていました(天童は移転です)。
「麺でる 多摩センター店」というお店です。

いわゆる「二郎インスパイア系」のお店ですね。
僕は、「小ラーメン」で、何も「増し」にせず、なおかつにんにくは抜いてもらっているので、この店の最高の味に遭遇していないかもしれません。

個人的には、完全に乳濁した醤油豚骨をウリとする「本家」に比べると、かなりマイルドな感じもしました。油は多いのですが、背脂を含む透明の油がスープの表面に膜を張っているという感じのものです。
本家に近い,歯ごたえのある太麺は、どうやら店で製麺しているようです(製麺機が店内にあった)。
チャーシューは、もう少し柔らかい方が好みではありますが、食べ応えのあるものでした。
たっぷりの背脂から醸し出される甘みたっぷりのラーメンは、比較的好みに近かったです。ちなみに、「まし」も「ましまし」も、お願いすれば応じてくれるそうです。

いわゆる二郎系は好きだけど、本家の荒々しさについていけない!という方は試す価値はあるかもしれません。
が、現状では、「近くにあるからたまに寄ってみるか!」という域を抜け出ていない感じもしました。

でも、近いうちにまた再トライしたいなとは思わせてくれたので、一応は満足です。

それでは!

2012年10月6日土曜日

DAWN OVER A NEW WORLD

こんばんは

2013シーズンが、遂に始まりました。
今週は、全体ミーティングを行ったこと以外は、「新」4年生主体のプログラムとしています。
昨シーズンは、初日からワークアウトつきで、いつもとは異なるスタートを切りましたが、今年は「例年の」ようなスタートとしています。
まずは、こういったミーティングが、非常に重要です。
新しいリーダーたちも、それぞれに気合いが入っているように思いました!
この1週間は、昨シーズンの『整理』を行い、輝ける未来のために『課題を抽出』することを目的としています。また、新たな『チーム』としての活動の第一歩を踏み出してもらうための「チャンス」としている側面もあります。

Takumi・Shinriを筆頭とする新たなリーダーたちが掲げる旗が、どのような色に輝いていくのか、心から楽しみにしています!

何れにしても、今週は色々な意味で”準備”を施してもらい、来週からは”強くなることに飢えた”Marauderたちに集まって欲しいと願っています!

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さて、新しい4年のスタートということで、BLOGのデザインも一新し、"Vimeo"を活用したVideo配信をフル活用することにしました。
過去7年間に僕が作成した"Motivational Video”はもとより、2006年から2011年までの”インカレダイジェストビデオ”も全てアップロードしておきました(右上のMarauderのロゴをクリックすると、ビデオサイトに移動します)。
OBおよびその関係者の方々を中心に、お楽しみ下さい。ちなみに、昨年のインカレVideoについては、昨年のOB会時に配布させて頂いたDVDよりは、画質が良好だと思います。

2009年以降は、フルハイビジョン対応の映像で作成しましたが、Vimeoといえど、さすがにAVCHDビデオを受け付けてはおらず、MP4に作成し直す必要がありました。
この結果、「適度なファイルサイズ」になっています(MP4ファイルです)。
また、2008年以前のものも、アップスケーリング時に若干の補正を行うソフトを活用して、リマスターしましたので、若干ではありますが、大きな画面でもみられるようになっています。

2006年のVideoに至っては、Windowsのムービーメーカーを使用しましたので、最も画像が粗いです。2007年には、「超編」という比較的安い映像編集ソフトを利用して作成し、若干、映像が綺麗になりました。
そして、2009年以降は、EDIUSを導入し、AVCHDビデオを作成するに至りました。
何れも、どなたでもダウンロードできるような設定にしましたのでご活用下さい。
今後も、メインとなるレースの前には、(たぶん)MVは作成するだろうし、インカレ後にはダイジェストビデオを作成することになると思います。その都度、このサイトにアップロードしていくようにしたいと思います。

何れにしても、新しいメゾサイクルに向け、新しい試みを”随所”に取り入れていくつもりです。
今シーズンも、よろしくお願いいたします!!!

それでは



2012年10月1日月曜日

K-SUKE

こんばんは

2012シーズンの”リーダーたち紹介シリーズ”も、最後となりました。あっという間でしたが、そうなんです。この代は、6人しか居なかったんですね。

締めは、BRチーム代表、K-SUKEです。
彼の高校時代の指導者とは、現役時代に一緒に合宿をしたことのある、いわば「知人」でしたので(先輩ですが)、彼が高校3年時に台頭し始めたとき、直ぐに連絡をさせてもらいました。
しかし、当時のベストタイムから、まさかIHで予選1位通過という劇的な伸びを示すとは思っていませんでした。
この頃から、「大舞台で結果を残す」という能力の片鱗を覗かせてくれていたわけですね。

入学し、得点0点で終わった1年次のインカレ後、「こんなに悔しい思いをするのなら、練習でキツイ思いをした方がマシ」と思ったらしく、冬場のトレーニング時に、『MD1でやらせて下さい』という、当時としてはかなり思い切った決断を伝えに来ました。
そのほとんどがSPチームに属する傾向にあったBR選手が、MD1でのトレーニングを決断したのは、実は長い歴史の中で初めてのことでした。だから、実は凄い決断だったのですね!

僕は、現役時代はBRを専門としていたため、いつかはBR選手の指導をしてみたいとは思っていましたが、中長距離選手の指導をしているという立場から、その実現の確率は低いと感じていました。その壁を崩し、BR選手として初めて僕の門下生となったのがK-SUKEだったというわけです。


それから、僕にとって少しばかり新しいチャレンジが始まることになるわけですが、それまでにも、かなり個別的なプログラミングをしてきたこともあり、「彼のための特別」を考えるのはまったく苦ではありませんでした。そして、BR特有ともいえる「感覚的なこと」については、誰よりも細かく理解出来る自信があったので、実はBRの指導は楽しくて仕方ありませんでした。

彼が、最後のインカレ前に提出してくれた、ゴールタイムシートには、「4年間かけて、暢さんと一緒に作ってきたBRの集大成を見せる」ため、「優勝する」との”宣言”が示されていました。
この言葉には、「僕にしか伝わってこない重み」が、確実に含まれていました。


BR選手に必要となるドリルワークを、実施種目やインターバルの異なる他種目の選手が一緒のコースで泳ぐ中で展開するというのは当たり前、メインセットの半分以上は彼一人だけでの実施という状況の中で、BR選手にしかわからないような『感覚的』な指導を繰り返し、何度も『ダメ出し』をし、時には怒鳴りつけながら創ってきた泳ぎでした。彼にとっては、辛い日々も多かったことと察します。

「BR選手にとってこれが必要だ!」という要素が,指導初期にはあまりみられず、「これはちょっと時間がかかるな」と直感的に思いました。実際、僕が受け持ってから最初に迎えた選手権の結果は散々で、その翌年の選手権でようやく、トレーニングの成果を発揮することができるようになってきました。
最初の『つまずき』は想定範囲内のことでしたし、3年になってから、おそらく能力を伸ばすことが出来るだろうと考えていたので、それを自信をもって彼に伝えたところ、信じてくれ(たまに迷うこともありましたが...)、次第に、自分から『立ち向かう』という姿勢が確立されていったように思います。

彼の感覚が鋭くなるにつれ、こちらの意図も伝えやすくなった反面、『うまくいかなくて悩む』ことも多くなりました(彼が、ですよ)。そのため、特にテーパリングの時期には、心中穏やかではない状況が続いたと思います。それでも、大舞台ではきっちりとベストを出してくれるようになったことは、喜ばしいことでした。

最後の年は、僕自身は「本気で」五輪出場を目指して指導にあたりました。結果は、『全く及ばず』だったのですが、そこに向かって本気になれたことが価値のあることだし、彼自身、様々な葛藤と迷いのなか、それらを乗り越えて「本気」になれたことは、誇りに思って良いと思います。
そして、最後の夏についても、これまた大いに悩みながらのチャレンジになりましたが、最後にはきちんと乗り越えて、強い姿を示してくれるところは、後輩達の良い手本になったと思いますし、かなり強力なリーダーシップを発揮出来るようになったと感じました。

インカレ、本当に優勝させたかったのですが、目標叶わず。
それでも、100で3位、200で2位、そしてメドレーリレーで優勝と、金銀銅のメダルを持ち帰れたことは、これまた誇りに思って良い、素晴らしい結果だと思います。

様々なタイプのBR選手が居ると思いますが、彼は本当に真面目だったし、努力家でした。歴史ある中大において、新しいやり方を示してくれた、パイオニアだったと言っても、僕は言いすぎではないと思います。

また、CREATIVITYを持っており、僕が良く作るVIDEO CLIPを自分一人で作ったり、それを元にミーティングをしたり、先日アップしたばかりの"Stay Gold”においても、たくさんのアイデアを出してくれました。多才・多芸な選手だったともいえます。

BR指導の楽しさ、奥深さ、難しさを改めて知るきっかけを作ってくれたK-SUKEには、僕は凄く感謝しています。僕からみて、まだまだ「未完」なのですが、大学4年間でやるべきことは全てやれたと思うし、次のステップへ、自信をもって進んで言って良いと思います。頭も良いし、多才だし、相手にエネルギーを与えるようなコミュニケーションがとれる”人気者”だから、成功しないわけがないでしょう。

インカレの祝勝会後に、彼はわざわざ(彼のお母さんもですが)僕のところに改めて訪れ、感謝の意を表してくれました。「最高の水泳人生でした。唯一の心残りが、暢さんに優勝を届けられなかったことです。暢さんで本当に良かったです」ということを、面と向かって言ってくれました。そんなことをきちんと僕に直接伝えてくれたのは、実は3人目なのですね。それが、「最後の言葉だから、失礼のないように」と思って発言しくれたことにせよ、やはり最後の場面で、感謝の気持ちを直接伝えてくれるのは、コーチとしては”最高に嬉しい瞬間”になります。
こちらこそありがとう!ということ、この場をお借りして再度伝えさせていただきます。

これからのさらなる飛躍、楽しみにしています。

さてさて、4年生のみんな、本当にお疲れさまでした!
そして、感動をありがとう!

明日から2013シーズンが始まります。
これからは、力強いOBの一人として、現役生たちにエールを送り続けて欲しいと思います。


 cd      diamond       cd       diamond       cd


インカレMVのエンドロールで使ったのは、ZIGGYの名曲、"Stay Gold"です。
今回のMVでは、メッセージを伝える本編の最後にテーマソングとして利用し、そのままエンドロールに雪崩れ込む,という構成にしましたが、それはこの曲のタイトルをMVのタイトルとし、メッセージをこの曲をベースに伝えたかったからです。久々に邦楽を使わせていただきました。


ZIGGY "BLOND 007"(1994)
ZIGGYのかつての大ヒット曲、"Gloria"や"Don't Stop Believin'"に比べると、売り上げ数的にも、中毒的な"ポップ性”にしても、すこしばかり劣るかもしれませんが、ZIGGYの新しい側面を伝える佳曲として、僕は大いに気に入りました。
人工甘味料をたっぷり含み、中毒性のある「甘さ」を武器にした愛すべき”ジャパニーズ”R&Rを武器にしていたのが初期の(というか大半の)ZIGGYといえますが、このアルバムは、全体的にはとってもHR的。

ZIGGYのアルバムでは、ギターソロを気にすることなんてなかったのですが、このアルバムだけは「おっ!」と思わせてくれる部分がありました。
当時のメンバーは、森重樹一と戸城憲夫の二人だけで、他はセッションミュージシャン的に雇った強者たちだったためです。中でもGは、”JET FINGER”に愛称で敬われていた『速弾王』横関 敦であったため、必然的にテクニカルなソロが目立ちました。
数多いカタログのなかで、最もHRファンにアピールできるアルバムなのかもしれません。
ただ僕は、ZIGGYのことは大好きなのですが、あまりアルバム単位で聴くようなバンドではないと思っていますので、気にいった曲だけをオムニバス的に聴くのがベターかな...と思っています。

今も変わらず、僕の中では邦楽のフェイバリットバンドといえますね。

それでは!