2013年7月18日木曜日

UNIVERSIADE KAZAN 2013 -The Last Message-

こんにちは

昨日は、午前中に平井康翔選手のオープンウォータースイミングの応援に行って来ました。水温が高い中でのチャレンジであったため、相当苦しかったようですが、9位に入賞していましたする健闘をみせてくれました。


昼間は,”プチ観光”として、カザンクレムリンに出かけました。

トリム(写真のような路面電車ですね)と、メトロを乗り継いで、選手村から20分程度のところにあるのが、世界遺産登録されたという「カザンクレムリン」です。

そのシンボル的な存在として有名なのが、僕らの後ろにに写っているモスクです。



そのほか、歴史の重みを感じさせるチャーチなど、荘厳な雰囲気を持つ,歴史ある建築物に圧倒されてきた次第です。

ただ、滅多に雨が降らないというカザンにおいて、途中激しい雨に見舞われたことだけが、少し残念でした。








◇   ◇   ◇   ◇   ◇


そして、夜は閉会式に参加。

これまでに参加したどの閉会式よりも、”ゴージャス”な感じで、意外にも楽しめました。
この写真を見て頂くだけでも、いかに大規模なものであったか、伝わるのではないでしょうか。

光の使い方が巧みで、かつ音響も素晴らしいという、参加者に楽しみを与えるものだったと思います。円形のスクリーンに映し出される映像に、一瞬、僕が映し出されたことも良い想い出となりました。

幻想的な光と音の演出に身を任せて見ていると、この2週間の出来事が走馬燈のように駆け巡りました。

あたかも1ヶ月以上、”ここ”に居たような錯覚に陥ります。

2度と組まれることのない、”ユニバーJAPAN”での活動もあと1日。
極度の疲労感のなか、ぼーっとしている僕の頭の中では、今回の総括が何となくなされました。


今回、競泳では、男子のメダル獲得数がロシアと並んで1位ということでした。今回のユニバーJAPANは、いわゆる”Bチーム”でしたが、本当に良く頑張ったと思います。
ベスト更新率は、35%。「思い通りにいかない」状況がほとんどであったことや、プレッシャーのかかる国際大会の場において力を発揮できた選手が35%も居たことについては、僕は高く評価しています。

思い通りにいかないストレスや、日の丸を背負うというプレッシャに抗し、大きな力となっていくのは『チーム力』だと考えた僕は、佐々木ヘッドコーチと話し合いながら、”インカレに向けた取り組み”をこのナショナルチームで実現させていこうということに出来る限り協力しました。

この考え方は、倉澤利彰コーチも同様で、彼も『チームづくり』に大きく貢献してくれましたし、一切手を抜いていない姿に感動しました。

通常、国際大会が始まると、大会期間中にはなかなかミーティングの機会も設けられないのですが、敢えて毎日ミーティングを実施することを提案し、その内容についても少しずつ改善するよう進言してきました。

また、試合中のミーティングしについても、出来る限り行うようお願いしました。この点においても、倉澤コーチが中心となって、素晴らしい雰囲気づくりが可能になったと考えます。

細かい点の確認や交渉、抗議などにおいては、武田コーチが欠かせない存在となっていました。素晴らしい気づかいの数々により、選手達のチャレンジを支えてくれたと思います。

プールサイドでは、全てのコーチが、自分の所属以外の選手に対しても、最良の結果を引きだそうと、そのスタイルは違うものの、コーチングに勤しんでいたと思います。

結果、短期間ではありましたが、良いチームになったと思います。
こういった取り組みを、準備期間なく実現出来たのは、大学において、インカレに向けた「チームづくり」を常に考え、実践してきたコーチが集結したからだと思います。
実際、現地に行ってから創ったこと、そして柔軟に変更を加えるという事が可能になったと思います。

個を活かし、個性を認めることから始めるチームづくり。
お互いを認め合い、讃え合えるチームを目指し、”エネルギーのキャッチボール”を可能とするチームに到達する。
要するに、「中大における方向性を、ナショナルチームに活かす」ということにチャレンジしてきたわけですが、”ユニバーJAPAN”の「チームづくり」に少しだけでも貢献できたのであれば、幸いです。

個に任せてきっていても、うまいことチームが出来上がることがあるだかもしれません。
それでもやはり、『チームづくり』についても可能性を追求し、そこに対する”コーチング”を考えることの重要性を、今回の遠征で再確認することが出来ました。

コーチ・スタッフの皆様、大変お世話になりました。
そして、ありがとうございました!!!

さて、いよいよ帰国の途につきます。
カザン⇒モスクワ(1泊)⇒フランクフルト⇒羽田という旅程で、日本に到着するのは20日の午前中になります。

選手のみんなの、これからの活躍を期待しています!

特に、泳ぎや取り組みをよ~く見させて頂いた、このメンバーたちについては、特にこれからの飛躍を期待したいと思っています。
みんな、凄い可能性を持っていますから!


それでは!!!

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