2018年2月27日火曜日

MEXICO CITY ALTITUDE CAMP 2018-3

こんにちは!

メキシコ高所合宿の3rd Stageが終了しました。

MD1、DISTの3名は、このステージから”全力モード”に突入しております!

既に数々の高所トレーニングを行ってきている敬太曰く、「どこよりも苦しい。2年前の標高2450mよりも苦しい。」というこのDMOCのプール、硬水であるメキシコの水も「きつさ」に相乗効果を与えてくれており、かなり「鍛えてくれる環境」になっているようです。

そのため、高所トレ初参戦の2人はかなり苦戦しておりました。しかし、普通では得られない「何か」を求めて”ここ”に来ているわけですから、もうやるしかない。

ストレングストレーニングについても、高所で実施するそれは、平地に比して速筋の動員を高めるためか、相対的負荷も高くなっているようです。

曰く、「筋肉痛が半端ない」と口々に言っておりました。
それも重々承知しておりますので、いつもより、長めのインターバルでこなしてもらいました。

ストレングスGYM、広さと雰囲気は良いのですが、いかんせんマシン類が古い...おそらく、選手たちの年齢以上の者ばかりだと思います。へたをすれば、僕よりも年上のものもあるかも!?


本日は、皆それぞれ貴重なオフを満喫したようでした。

SPたちも、明日から本格モード。

Head Marauderも加わり、いよいよチーム全体で”攻め”の体制に入っていきます!






◎    ◎    ◎    ◎

前回、特集的に取りあげさせて頂きました「口樂」さんに匹敵するくらい、僕が良く訪れたのが、八王子市役所近くの「麺や 睡蓮」さん。

こちらのマスターも、口樂の色川さんに負けず劣らずの探究心があり、日々異なる”限定”を作りだしているようです。
食欲をそそるビジュアルが素敵な鶏白湯・担々麺
これはいつでも食べられます。

さすがに中大からはちょっと距離がありますので、そう頻繁には行けませんでしたが、僕の中では比較的oftenlyに寄らせて頂いたお店です。


黒ごまベースの”BLACK担々麺”も美味。
最初のうちは、鶏白湯から作った担々麺にハマり、訪れる度に異なる担々麺を頂いておりました。


花山椒好きの僕にとって、堪らない逸品となった
”つけ担々麺”
一般的な白ごまベースの”担々麺”、黒ごまベースで作った”BLACK担々麺”、辛口の担々麺のつけ麺で、麺には花山椒油をたっぷりかけてくれるという「麻の美味しさ」を追求した”つけ坦々麺 手揉み麺 花山椒油かけ熱盛り”、さらには辛さを追求した という”担々麺 絶”。
美しい悪魔。辛いし痺れるし。
これ完食したら、メイン減らそうかな。

いやぁ、”絶”はですね、ビジュアル的には素晴らしく、食欲をそそるものなのですが、とんでもなく辛いです。でも、決して食べられない辛さではなく、個人的には楽しめるし、美味い(人によっては、一口で無理と思うレベル)

ここのマスター、ご自身は辛いのが苦手なので、味見をせずに作ったというのですが、だとすると、料理人としての”勘”が冴えまくっているということになるわけなのですが...。

辛いものが好きな方には、チャレンジして頂きたい逸品です。

ちなみに、この”絶”を制覇すると、限定で時々登場する”担々麺 覇”にチャレンジできるそうです。

これらの中で僕が最も気に入ったのが”つけ担々麺”ですね。ごまの風味、辛味、花山椒の香りと痺れのバランスが絶妙でした!
上の”悪魔”を作ったその人が創り上げた
繊細な美味しさ、”南三陸ネギ潮の幸ラーメン”

さて、これはすべて質が高いのですが、 実はマスターが得意としているのは、煮干し・鮮魚系の塩だそうです。
鮮魚系ラーメンの中で最も美味いと感じたのは
”集大成”だったからか。感動の味わい。

この点、昨年の年末にJ-Waveでも紹介された「南三陸ネギプロジェクト」時の限定ラーメンも、絶品の鮮魚系ラーメンを提供してくれました。

個人的には、その後大晦日に出てきた”多重出汁 集大成 塩”というラーメンがめっちゃ気に入りました。
こうした、繊細な魚介系ラーメン、なかなか頂くことはできませんから。

さらにさらに、今年になってから出
これは激ウマ! 濃厚なのにエグミもイヤミもない、
煮干しの旨味が巧く固められた絶品、”セメント”!
てきた”ギンギラ煮干し”という限定がいくつかシリーズ化(?)されたのですが、中でも最も濃厚という”ギンギラ煮干し・セメント”には完全にヤラれました。

隠れた逸品、鶏白湯・たまり醤油

濃厚な煮干しはいくつも食べてきましたが、正直どれも「イマイチ」という印象でしたが、ここのは本当に絶品!と思わせてくれました。
鶏そば好きには試して頂きたい”白醤油の鶏そば”

煮干し・鮮魚系以外でも、冒頭に出てきた鶏白湯にたまり醤油を合わせた”鶏白湯・たまり醤油”も良いし、もっともっと鶏の繊細な上手さを抽出した”白醤油の鶏そば”も最高です。
ほのかな鴨の風味が素晴らしかった。
もうしばらくは作りたくない、と言っていましたが...


また、個人的に「鴨のラーメン作って!」とお願いしたら、何とその10日後に”鴨とπ(パイ)ウォーター”という鴨出汁の逸品ラーメンも作って下さいました。

相当苦労されたようでしたが、繊細な鴨ラーメンを頂くことが出来た次第です。

探究心と信念と”粘り強さ”(と若さ)で、次々に挑戦していくその姿勢、やはり勉強になります。

これからも、ちょくちょくお邪魔させて頂きます。

それでは!



2018年2月21日水曜日

MEXICO CITY ALTITUDE CAMP 2018-2


こんばんは!

メキシコシティ、DMOCに来てから、ちょうど1週間が経過しました。
全部で7ステージに分かれた合宿のうち、現在2nd Stageで頑張ってもらっています。

病気のために遅れてきたクマも、本日の午後から他の二人と同様のトレーニングを行えるようになりました。


「頑張ってもらう」,と言っても、運動強度的に頑張るというよりは、むしろ運動強度や泳速度を”適度”にコントロールすることに「頑張って」もらっているところです。

運動強度的には、A1~EN1'が中心であり、ドリルワークが中心のワークアウトばかりになっています。
所謂、馴化期のトレーニングを順調にこなしているところ、といえます。

「楽だから」大切では無いわけもなく、このacclimationは高所合宿においても重要な役割を果たすと思っていますし、そもそもこの合宿に入るまで、強度的に超絶ハードなトレーニングを積んできましたので、良いadaptationになっているとも考えています。

また、低強度のトレーニングを、いつもの数倍慎重にコントロールするということは、自分自身のからだの応答を知るための良い機会にもなると思います。
つまり、彼らは、自分自身と向き合う良い機会を得ていると言えるわけです。

こういったことも、高所トレーニングを行う意義かな、と思っております。


さて、本日は、第1~第2ステージの集大成ということで、Lactate Curve Test(カーブテスト)を実施しました。暫くの間、高所におけるカーブテストをサボっておりましたが、今回2年ぶりの高所合宿ということと、”初心に戻る”ことを重視し、きちんとこういった測定をやるに至った次第です。

この点、敬太は,高所トレーニングもベテランの域に達してきており、馴化がかなり順調に進んでいることがわかりました。他の二人は、「初めての高所」のため、規定された泳速度での実施が出来なかったりしましたが、きちんとカーブテストを実施したことで、彼らの合宿の「これから」に活きる資料を獲得することが出来ました。

「初めての」二人は、日々体調や応答に変化がみられており、僕としても興味深く観察させてもらいました。
二人とも(応答的には)大変そうだけど、「何とかなり」そう、そんな感じです(複雑過ぎて説明できません...)。

なお、カーブテストの内容そのものは、日常やっているプロトコールとはまったく異なっており、”高所用”にブラッシュアップされたものです(詳細については、中央大学保健体育研究所紀要に掲載された、当方の論文をご参照下さい)

さて、本日、ちょうどカーブテストの際中に、"後発隊”(スプリントチーム)が無事やってきました。長旅を終え、チェックインを果たし、旅の疲れを取りに泳ぎにきたところでした。

これで、チームらしくなっていきます。

先日、メキシコで地震がありました。
しかし、我々のいるメキシコシティ中心部は、揺れを感じることも出来ない程度でした(あちこちで、所謂アラートが鳴っていたようですが...)。

ご報告が遅くなりましたが、我々には何の影響もありませんでした。
先発隊は皆、元気にやっております。

それでは!!!


◎     ◎     ◎     ◎


辛味とスパイス感とコクのバランスが"最高”だったのが、
シーフードつけ麺


ご飯にもとんでもなく合う、まさに体育会系
好みの逸品、ハーマーボー麺

僕が紹介するラーメンの中で欠かせないのが、おなじみ由木の口樂さん。


デフォルトの中華そばや葱姜麺(ツォンジャンメン)の完成度の高さはもちろんのこと、唯一無二の個性を発揮しまくる"限定”ラーメンの数々が、どれも抜群に美味いことが、僕を魅了してやみません。


即興で考えたということ自体信じがたい逸品
辛さと旨味のバランスが最高な”陳さん”
9月以降出てきた限定を振り返ると、前回紹介したメキシコがダントツで美味かったのですが、”シーフードカレーつけ麺”、ハーマーボー麺”、”陳さんのニラ辛味噌ラーメン”、酸辣湯麺””燻製挽肉のカレーつけ麺”といった、
酸味抑えめ。だからこそ美味い!酸辣湯麺も最高!

辛味・スパイス感(+たまに抜群の酸味)が一体となって旨味に化ける系のラーメンはどれも美味しかったです。


いえいえ、これがメニューの隅にあってはいけません
"激ウマ”だった油そば

どう見ても家系にみえませんが、しっかりと
あの味が出ていました。

また、”場末の町の中華屋さんのメニューの隅の方にあるけど常連さんには人気で一見さんは絶対に頼まないような鶏油そば”、”オールドスクール家系ラーメン”などなど個性豊かなラーメンたちが、どれも超個性的でありながら驚異的に美味いというところですかね。





特に、ここ1,2年で、カレー・スパイスを使ったラーメンの素晴らしさが加速度的に高まってきた気がします。

以前、いつかのBlogでもお示ししましたが、「基本」をしっかりとさせつつ、とんでもなく高品位で、唯一無二の輝ききを放つ"特別仕様”を創り上げるところ、本当に素晴らしいです。

世の中には、限定を頻発する割には,「外れ」が多かったり、限定以前のデフォルトがイマイチだったりというお店が少なくありませんが、ここは違うわけです。

それにしても、「こうしたい!」という発想があり、そのイメージどおりに新しい「ご馳走」を創り上げることが何故出来るのか、素人には理解し難いところではあります。

口樂さんの素晴らしい”作品”を振り返りながら、僕のコーチングも、口樂さんに負けないような、理論に基づいた発案力、奇想天外だけれど効果的な発想力、そして何よりも揺るぎない信念を大切に頑張っていきたいな、と三度四度、思った次第です。

それでは!!!

2018年2月16日金曜日

MEXICO CITY ALTITUDE CAMP 2018-1

こんにちは

数ヶ月ぶりに、Blogを一時的に再開します。
昨日から、メキシコシティに来ております。
その情報提供が主な目的ですね!

2年ぶりとなったメキシコシティは、空港もところどころリニューアルされており、「変わったな...」という印象を受けました。
大地震に見舞われた影響は、空港から都市部にかけては微塵も感じられませんでした。
実際、メキシコシティ空港のイミグレーションに70分並ぶ程、混んでいましたので、観光地としての人気も依然として高いのかな?と感じました。


今回の高所トレーニング合宿も、これまでメキシコで実施した全て合宿同様、Mariamonicaさんのコーディネートにより実現しました。

今回は、マリアさんと現地ホテルとの間でちょっとしたトラブルが生じた関係で、予定されていた場所(ホテルもプールも...)ではなくなってしまいました(!)。

これには、僕らも、同時期に同施設で合宿を行うセントラルの方々もびっくり(そして落胆)しております...

その問題の合宿先は、メキシコオリンピック委員会の敷地内にあるCDOM (Centro Deportivo Olimpico Mexicano)という総合トレーニングセンターです。


この施設に入るにはセキュリティチェックを受ける必要があり、一般のヒトは入ってこれないようになっています。

CDOMの海抜標高は、2280mであり、高所トレーニングとしては適度な標高だと考えます。
ただし、交通量の多い環境にあるため、前回行ったClub Berimbau(海抜標高2450m)よりは空気が悪い気がしました。

プールは、築30年くらいは経っていそうな、「由緒ありそうな」、50m×8レーンとダイビングプールとなっています。ご覧のとおり、屋内プールです。

宿泊については、ラグジュアリーなホテルに泊まり、新しく施設が充実したクラブで合宿を行う筈でしたので、その感覚で行くと完全に肩すかしを食らいます。

ですが、我が南平寮で過ごしてきた選手たちからすれば、すぐに馴染む....かもしれません。そんなレベルです(苦笑)。

食事は、水泳だけではなく、この施設を使っているアスリートたちが利用するレストランで3食まかなっていただきます。
種類の多くないバイキング形式、ですね。

美味しくいただくにはそれなりの心構えと工夫が必要...かもしれません。


我々のトレーニングについては、それはそれはEasyな感じで始めています。
高所トレーニングが初体験のコマツなどは、頑張ると注意される、フツーでは有り得ないようなトレーニングに少々戸惑っている感じもありました。

何れにしても、先発隊(2名だけですが...)は、"楽しく”やっています。

国内組は、明日から大会ですね!
是非とも良い結果を!!!



◎   ◎   ◎   ◎


BLOGの更新自体久々になるので、ラーメン情報は溜まる一方でした。

とは言うものの、実際には”口樂”、”もつけ”、”睡蓮”、"凜々”といった、「いつものお店」ばかり回っており、あまり新規開拓出来ていない状況でした。

おなじみの「口樂」さんでは、独創的な限定の数々を鯵合わせて頂きました。

それらの中でも一番気に入ったのが、本日2/16まで行っている「メキシコ」という名(メキシコ国旗だけが、商品名になっています...)の限定まぜそばでした。

カレー系スパイスやハーブを使いながら、ワカモレを入れ、かつ独特の酸味も加えた,唯一無二のラーメンに仕上がっていました。

スパイス系のラーメンとしては、かの有名店、「卍力」を越えたのではないか?という力作に仕上がっていました。

因みに、かくいう「卍力」は、行列必至の超強力店であり、この手のラーメンでは最高に幸せな瞬間を提供してくれるラーメンだと思っていますので、実際、メチャクチャ美味しいです!

口樂さんには、メキシコシティに出かける前に、当にお餞別を頂いた気持ちになった次第です。

メキシコシティ合宿前、最後に頂いたのが、成田空港第1ターミナルビル内にある「富田」さんでした。

こちらも、名店がひしめき合う千葉において有名なラーメン屋のようでして、確かにただ甘いだけではない、深みのある濃厚魚介つけ麺を頂けました。

正直、この手の味には若干飽きている、ところもあるのですが、久々に美味しく頂けました。

兎にも角にも、最後に良いラーメンを食べてから旅立てて、良かった良かった。


それでは!!!